カーフィルムで断熱できる?車内の暑さ対策
更新日:2022.08.29
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初夏から初秋までは強い日差しで車内の温度は急上昇。
走行中はエアコンで車内温度を下げられますが、問題は熱気がこもる駐車中。
その熱気を軽減する便利アイテムがカーフィルムです。
カーフィルムの効果や車内の暑さ対策について解説します。
車内環境を悪化させる赤外線と紫外線
日差しが強い時、車内温度が上がるのは赤外線の影響。
赤外線は物質に当たると分子の熱運動を引き起こします。
つまり赤外線そのものが熱いわけではなく、当たった物質が熱を発するわけですね。
車内の中で、もっとも温度が高くなるのはダッシュボード付近。
フロントガラスや前席サイドウインドウから入った赤外線が当たる場所です。
JAFのテストによると、外気温35℃の時のダッシュボード付近は70〜80℃。
うっかり触るとヤケドする温度ですね。
また閉め切った時の平均的な車内温度は約60℃
たとえ日差しに当たっていなくても車内に数時間いただけで熱中症になること必至。
太陽光には赤外線の他、もうひとつ厄介な光線があります。
それは紫外線。
新陳代謝の促進など利点がある一方で、肌やDNAにダメージを与える危険性があります。
どちらも乗員だけでなく、車内部品に悪影響を与えます。
ダッシュボードのひび割れやシートの色褪せ、トリムの色褪せなどは2つの光線が原因。
乗員と愛車を守るためには2つの光線への対策が必要です。
意外と手間がかかるサンシェード
ダッシュボードが車内でもっとも高温になる理由はフロントガラスから差し込む太陽光。
とくに最近のミニバンはフロントガラスの面積が大きいので高温に達しやすくなりました。
この状況を改善するひとつの方法が折りたたみ式のサンシェード。
最近では傘のように開いたりロールカーテンのように広げるタイプもあります。
JAFのテストではサンシェードを使うと車内温度は平均27℃下がるという結果が出ています。
もちろん種類によって温度差は異なりますが、車内温度が下がるのは確実。
便利なアイテムですが、デメリットは手間がかかること。
駐車してからトランクやカーゴルームから引っ張り出して設置しなければなりません。
たいした手間ではないように感じますが、駐車する度に毎回するのはかなり面倒です。
急いでいる時はなおさらですね。
当たり前ですが、サンシェードは走行中、使用できません。
もちろん、走行中でも太陽光は容赦なく車内に差し込んできます。
これらサンシェードのデメリットを補えるのがカーフィルムです。
カーフィルムってフロントガラスに貼れるの?と疑問に感じる人も多いハズ。
じつは、条件さえ満たせばカーフィルムはフロントガラスにも貼れるのです。
透過率70%以上でも断熱効果が高いカーフィルム
フロントガラスは可視光線の透過率が70%以上と定められています。
これは安全に運転するための道路運送車両法の規制で、サイドウインドウも同様。
可視光線とは目に見える光、透過率とは光がガラスを通してどれだけ入ってくるかという割合。
透過率の数値が大きくなるほど光が通るので透明感が強くなるわけですね。
後部サイドウインドウやリアガラスは運転に支障がないので透過率の規制はありません。
このため、最近ではスモークガラスが標準装備になっている車種が増えています。
同じ濃さのカーフィルムをフロントガラスに貼るのは前述の通り、違法。
しかし透過率70%以上のカーフィルムであれば問題はなく車検も通ります。
カーフィルムの中には透過率70%以上のタイプがいろいろあります。
もちろん、紫外線や赤外線をカットできるので車内温度の上昇を防ぐことが可能。
サイドウインドウにも貼れるので走行中、同乗者を日焼けから守ることもできます。
またフロントガラス上部20%だけは信号が見える程度のスモークフィルムを貼ることができます。
これだけでも直射日光からの断熱効果が得られます。
車内の暑さ対策としては、カーフィルム以外にもいろいろあります。
駐車する時はできるだけ日陰を選ぶこと。
サイドウインドウを5cm下げておくこと。
これらを心がけておけばドアを開けた時の熱風が軽減されます。
カーフィルムの施工はプロに任せる
カーフィルムはDIYでも貼ることができます。
でもDIYで貼るには時間と手間、それからコツが必要です。
サイズを間違えたり空気が入ったりしたら剥がして再施工しなければなりません。
DIYで予算を安く済ませるつもりがかえって高くなる場合もあります。
もうひとつDIYで難しいのはカーフィルムの選び方。
透過率70%のカーフィルムはフロントガラスの透過率が100%が前提。
しかし最近の車は紫外線や赤外線をカットするため、透過率が下がっていることもあります。
それを知らずに貼ってしまうと透過率は当然、70%以下。
車検で不合格というパターンもあるのです。
カーフィルムの施工は専門業者に任せた方が安心。
きれいに仕上がるだけでなく、車種に最適なタイプを選んでくれます。
予め見積もりを取れば、予算の心配をすることなく依頼できますね。
フロントガラスにカーフィルムを貼って暑い季節でも快適なカーライフを送りましょう。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。