車のえくぼ修理は自分でできる?
更新日:2022.09.02
↓コーティングするならジャバへ↓
https://www.java-style.com/
頬にできる小さなえくぼは見方によって可愛らしくもなりますね。
でも、これが車にできると可愛いどころか悩みの種。
えくぼは自分で修理することも可能ですが、使う道具やコツを知っておくことが必要。
車のえくぼをDIYで修理する方法について解説します。
えくぼができる原因とは?
車のえくぼとは、ボディにできた小さなへこみのこと。
頬にできるくぼみ、えくぼに似ていることからこのように呼ばれています。
車のえくぼ、運転や駐車に気をつけていてもできてしまうことがあります。
たとえば前車が巻き上げた飛び石。
それから公共駐車場などで多い隣車のドアパンチ。
雹害もありますね。
自分や同乗者などが金具をぶつけたり落としたりするのも原因のひとつ。
えくぼは、その場で気がつかなくても洗車の時に発見するのはよくあること。
中古車だから、古い車だからえくぼぐらい気にならない、という人もいるでしょう。
でもピカピカに磨いた愛車だったらえくぼ以上に気分がへこんでしまいますね。
専門業者に頼むのがベストですが、コストを抑えるならDIYで修理するのも方法のひとつです。
ボディの傷をDIYで修理する場合、パテ埋めや塗装が一般的。
小さなくぼみ、えくぼは一般的な修理方法以外でも直せる可能性があるのです。
鉄の特性を活かしたカンタンな修理方法
えくぼを自分で修理するには条件があります。
へこみの部分が5〜6cm以下であること。
またへこんだ部分の塗装に剥がれやひび割れがないこと。
この2つの条件を満たしていない場合は板金塗装による修理が必要です。
もっともカンタンな方法はボディの素材、鉄の特性を利用することです。
変形した鉄は温めた後、急速に冷却すると元の形に戻る特性を持っています。
用意する道具はヒートガンと冷却スプレー。
ドライヤーでも代用できますが、温風の温度が決定的に異なるのでヒートガンがおすすめ。
ドライヤーの最高温度は130〜140℃ですがヒートガンは300℃以上をキープできます。
修理する前に、えくぼの部分をきれいに清掃してください。
ゴミやホコリがついていると熱風で変色したりこびりついたりしてボディにダメージを与えます。
次にヒートガンの熱風をえくぼに当てます。
長時間の使用は塗装の変色につながるので、最初は5分程度から始めるのが無難。
温め終わったら、すぐに冷却スプレーを噴霧。
1回で元通りになることはあまりないので、これを何度か繰り返してください。
専門用語では「焼きならし」とか「normalizing(ノーマライジング)」とも呼ばれてますね。
ちなみに normalizingとは標準に戻す、という意味。
なお、ヒートガンは高温になります。
ヤケドをしないように軍手をはめてから作業しましょう。
板金ハンマーで叩いて修理する方法
焼ならしでえくぼが直らない時はくぼんだ部分を叩いて直す方法があります。
ただし、えくぼ部分を裏側から叩けることが条件。
使用するのはヒートガンと板金ハンマーです。
板金ハンマーは叩く部分が比較的柔らかく、いろいろな形状から選べるのが特徴。
使用に慣れていない人は丸みを帯びた形状を選べば失敗が少なくなります。
方法はシンプルですが、かなりコツが必要です。
最初にヒートガンでえくぼ部分を熱したら、あとは裏側からハンマーで叩くだけ。
ただし、いきなり強く叩くと塗装面にひび割れができたり剥がれが生じたりします。
また力の加減によってはえくぼが元に戻らず、表面が凸凹になってしまうことも。
えくぼを熱しては叩き、叩いては熱する作業を繰り返しましょう。
叩いて直す以外の方法としては、へこみ部分専用の吸盤修復キットの利用があります。
でも、これを使うのはかなりコツは必要。
加えてDIY修理費用のコストも高くなります。
頻繁に利用するならともかく、使用頻度が低いのであればあまりおすすめできません。
むしろ、専門業者に任せた方が安上がりになる場合もあるのです。
難しい場所もきれいに仕上げるプロのデントリペア
修理の専門業者だからといって、へこみ部分を必ず板金塗装するとは限りません。
プロの場合、塗装の剥がれやひび割れがないえくぼはデントリペアで修理してくれます。
デントとは車の場合、小さなへこみやくぼみなどの意味。
プーリングやポンチングといった専用の工具と技術で直します。
裏側からへこみを押し出したり表側から引っ張り出したりするわけですね。
デントリペアの主なメリットは2つ。
1つはオリジナルの塗装色をそのまま残せること。
板金修理では表面を研磨、パテ埋めして再塗装しなければなりません。
修理箇所の色が周囲と微妙に違っている、というケースは意外とあるのです。
もう1つはプレスラインでもきれいに修復できること。
ボンネットや車体側面などにあるプレスラインはボディのアクセントとして重要な部分。
別名、キャラクターラインとも呼ばれていますね。
このラインにえくぼができると、焼きならしや叩き出しで元に戻すのは困難です。
その点、プロによるデントリペアではラインの美しさを損なうことなく修復できます。
また鋼板だけでなくアルミ素材のボンネットやドアでもデントリペアできます。
そこで気になるのが修理費。
業者によって異なりますが、デントリペア1箇所の修理費用相場は10,000〜12,000円程度。
同じ面であれば2箇所以降は費用が安くなるところもあります。
事前に修理費用の見積もりを取れば、予算の不安も解消されますね。
えくぼの修理はプロに任せ、きれいなボディで楽しいカーライフを送りましょう。
↓コーティングするならジャバへ↓
https://www.java-style.com/
中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。