車を運転中に大地震がきたらどうする?運転者の対応を解説
更新日:2022.12.15
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複雑な地形を持つ日本は風光明媚な国。
でも、その景観を作り出しているデメリットといえるのが地震。
車に乗っている時、大地震に遭遇したら何より優先するのは自分の命です。
運転中に大地震が起きた時の対応について解説します。
大地震に遭遇したら安全な場所に止める
突然、襲ってくる大地震。
心の準備ができていないのですから慌てるのは当然。
冷静になれ、という方が無理です。
車を運転している時に起きることだってあります。
車に乗っていて揺れを感じるようであれば、かなり大規模な地震になります。
その時、最初にすべきことはとにかく安全な場所に車を止めること。
ただし、安全な場所は道路状況によって異なります。
都市部の幹線道路や一般道、あるいは高速道路であれば左側端に車を寄せられます。
しかし山間部の場合は山側、谷側の両方に土砂崩れという危険が潜んでいます。
できるだけ車道の中央に停車し、ハザードランプを点けて後方車の停車を促してください。
また幹線道路や一般道の場合、左側端に塀や電柱、広告塔などがある場所は避けた方が無難。
大きな揺れではこれらが倒壊する危険性があります。
なお、左側端に寄るのは緊急車両の通行路を確保するため。
地震の規模によっては無理やり左側端に寄るのではなく、その場で停車しても構いません。
揺れてる最中に急ハンドルや急ブレーキをかけるのも、大変危険な行為となります。
運転を再開する時は周囲の状況を確認する
揺れている最中、幹線道路や高速道路などでは車の中にいた方が安全な場合があります。
しかし山間部や海沿いでは車外に出た方が動きやすくなることもあります。
いずれにしろ、揺れが収まるまでは車から離れず待機していてください。
揺れが収まった時、最初に行うのは情報収集。
ラジオやスマートフォンで地震に関する情報を確認します。
周辺に被害がない、あるいは軽微であったら発進しても大丈夫。
ただし、後方車に十分注意し、徐行運転の速度で走行するのが鉄則。
地震の被害がなくても信号機が停止、夜間であれば街灯が消えている場合があります。
周囲の状況を確認しながら慎重に目的地まで走行しましょう。
なお、目的地に到達したら車の運転はしばらく控えた方が無難です。
地震の規模が大きい時は渋滞が起きやすく、緊急車両の通行が困難になるケースがあります。
また余震も運転を控える理由のひとつ。
1回目の地震で被害が少なくても、壊れやすくなっている建造物は多くあります。
そこで余震が起きると被害は拡大します。
道路状況がさらに悪くなることを考えると、車の利便性も失われます。
安全な状況になるまで極力、車での移動は避けてください。
車から避難する時はキーをつけたままにする
地震の規模が大きくなると、比例して被害も拡大します。
道路が寸断されたり、火災が発生したりした時は車から離れて避難しなければなりません。
その際、車のキーは差したままにしておいてください。
被害が大きいとパトカーや消防車、救急車など緊急車両が頻繁に通行します。
しかし、道路上にキーロックされている車が散乱していると通行の妨げになります。
キーがあれば、たとえ道路が塞がれているような状況でも緊急車両が動かせます。
スマートキーの場合はドアをロックせず、ダッシュボードの上など目立つ場所に置いてください。
キーをつけたまま車を離れるのは不安ですね。
しかし緊急車両が通れないと守れたはずの命も失ってしまう場合があると考えてください。
ただし、貴重品は別。
身につけられる程度の大きさであれば緊急時でも持ち出せます。
そのためにも日頃から車の中を整頓し、貴重品はすぐに持ち出せるところに収納しましょう。
なお、避難時に車が盗まれた場合、車両保険で補填される可能性があります。
詳しくは加入している任意保険会社に問い合わせてください。
災害時は移動手段以外で車を役立たせる
大規模な地震の後で怖いのが津波。
沿岸部や河川の近くで大地震に遭遇した時は、まず情報収集。
津波が発生する場合は高台への速やかな避難が必要です。
その際、車で移動するのは状況次第。
高台への道路が限られていると渋滞は必至。
健康な身体であれば車を置いて徒歩で避難した方が確実です。
津波が押し寄せてくると車は浮いてしまい、水圧でドアが開かなくなります。
エンジンルームに浸水するとバッテリーがショートして電気機器は使用不可能。
窓も開かなくなり、脱出できなくなります。
車の窓ガラスはかなり強固に作られており、簡単に割ることができません。
脱出用ハンマーであれば割ることができるので、ダッシュボードなどに備えておくといいですね。
車は大規模な地震が起きた時、移動手段以外で役に立ちます。
とくにワンボックスカーは車内で眠ることができますし、AC電源も使えます。
電気自動車であればパワーコンディショナーを使うことで家庭に電気を供給することも可能。
大規模な地震の後はガソリンスタンドが大渋滞します。
日頃から災害に備え、ガソリンは満タンに近い状態、電気はフル充電にしておきましょう。
大規模な地震が起きたら、守るのは車ではなく命。
車に固執せず、命が助かるための避難を最優先に行動してください。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
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