車の塗装につく茶色いシミの原因と落とし方
更新日:2022.12.28
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車のボディ塗装面で小さくても目立つ汚れが茶色のシミ。
シミの種類によっては通常の洗車では落ちないこともあります。
このシミ、放置しておくと塗装だけでなくボディにまで悪影響を与えます。
茶色いシミの原因と落とし方を解説します。
車に付着する茶色いシミの種類
車の茶色のシミ、とひとくちに言ってもいろいろな種類がありますよね。
たとえば花粉や黄砂。
細かな粒状が塗装面全体に広がり、黄色が混じったような茶色のシミを作ります。
それから鳥の糞や虫の死骸。
部分的ですが付着した塗装面には茶色のシミができてしまいます。
いずれも油分やタンパク質などを含んでいるので落ちにくいのが特徴。
放置すれば塗装面に悪影響を及ぼします。
それでも、一般的なカーシャンプーで入念に洗車すればシミを落とすことは可能。
茶色いシミで厄介なのは鉄粉とピッチ・タールです。
ボンネットやフェンダー、ドア下周りなどに点々と跡を残す汚れですね。
これらのシミ、残念なことにカーシャンプーで落とすことはできません。
かといって、放置しておくとサビのように見えて愛車の見栄えを悪くします。
またシミの成分が塗装面に入り込み、塗装を変色。
さらに進行すると塗装下の鋼板まで侵食し、今度は本当のサビを発生させます。
鉄粉やピッチ・タールの茶色いシミは見つけ次第、早めに除去しましょう。
鉄粉による茶色のシミの落とし方
鉄粉とピッチ・タールはシミを作る成分が異なります。
それぞれについて、付着してシミを作る仕組みと落とし方について解説しましょう。
まずは鉄粉から。
洗車したのにボディを触るとザラザラした感触が残ったこと、ありませんか?
そのザラザラ感こそ、鉄粉が塗装面に付着している証拠。
鉄粉は大気中に浮遊していますし、ブレーキダストからも発生します。
つまり日常的に走行しているだけで、鉄粉は付着してしまうわけですね。
鉄粉は空気に触れると酸化します。
ボディに付着したばかりであれば酸化が進んでいないので一般的な洗車で落とすことができます。
しかし時間が経過すると酸化が進み、塗装面に固着してしまいます。
こうなると、一般的な洗車で落とすことができません。
もっとも確実な落とし方は鉄粉除去用の粘土クリーナーを使うこと。
カーショップに行けば必ず販売されています。
粘土クリーナーのメリットは吸着させる面を自由に変えられる点。
鉄粉が広範囲ならば手の平サイズに伸ばして使用、小さく丸めれば狭い場所にも対応できます。
使い方はとてもカンタン。
鉄粉が付着している部分に水を流しながら粘土クリーナーで拭き取るだけ。
注意点は必ず水を潤滑のために使うこと。
粘土クリーナーだけで除去しようとすると塗装面を傷つける場合があります。
また鉄粉を粘土の面に吸着させたら、こまめに折り返してつねにきれいな面を使ってください。
もったいないから、と同じ面を使い続けると、これも塗装面を傷つける原因になります。
ピッチ・タールが茶色のシミを作る原因と対処法
ピッチ・タールは鉄粉の汚れと似ていますが、その成分はまったく別物。
付着する場所も主にドア下周りに集中しています。
これはアスファルトがタイヤで巻き上げられた時に付着する汚れ。
舗装後、間もない道路や気温の高い時ほど付着しやすくなります。
アスファルトの原料は原油精製の過程で発生する蒸留残留物。
たっぷり油分を含み、粘り気もあります。
これが塗装にべったりとくっつくのですから、一般的な洗車では落ちるわけがありません。
ただし、ピッチ・タールは鉄粉に比べると手間がかからず除去することができます。
使用するのはカーショップで販売しているピッチ・タール除去剤とクロスだけ。
スプレータイプを選べば吹きつけるだけでピッチ・タールが溶けていきます。
あとはクロスで拭き取れば完了。
洗車前に除去すれば、洗車の二度手間を防げます。
注意点はモールなどの樹脂製パーツに吹きつけないこと。
パーツによっては変色する場合もあります。
茶色のシミのもっとも効果的な予防策
鉄粉やピッチ・タールの汚れ、いつ付着するか分からない点も厄介なところ。
気がついたら茶色いシミだらけ、なんてことも珍しくありません。
汚れた時の唯一の対処法は早めに洗車すること。
しかし汚れを軽減、除去をカンタンにする予防策があります。
それはボディをコーティングすること。
市販のワックスやポリマー系コーティング剤でも塗装を保護することはできます。
ただし、これらの成分は天然や合成の油脂.。
被膜が柔らかいので鉄粉やピッチ・タールが付着すると除去が面倒になります。
おすすめはプロが施工するガラスコーティング。
油脂と違い、ガラスと同じ分子を化学結合させているので硬質化できるのが特徴。
鉄粉やピッチ・タールが付着しても比較的カンタンな洗車で除去できます。
またプロに依頼する大きなメリットは徹底した下地処理。
専用の器具や洗剤を使い、隅々まで汚れを落とします。
コーティング後は深い艶と鮮やかな輝き。
一般的なメンテナンスをしていれば約3年間、効果が持続するのも嬉しいポイントですね。
茶色いシミの予防に加えて、ピカピカの塗装を長く維持できます。
コーティングはプロに任せ、いつまでも美しい愛車で楽しいカーライフを送りましょう。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。