ポリマー加工した車は自分で洗車しても大丈夫?洗車機にかけるべき?
更新日:2018.05.18
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ポリマー加工を自分の車にかけてはみたものの、その後のケアに関して気になるという方も多くいらっしゃるかと思います。第一の疑問として、ポリマー加工をした車は自分で洗車しても問題はないのか?それとも洗車機などにかける必要があるのでしょうか。
今回は、ポリマー加工した車は自分で洗車しても大丈夫かどうか?洗車機にかけた方が良いのか?という疑問・お悩みについてその答えをご紹介していきます。
車のポリマー加工とはどんなコーティングをあらわすの?
それでは、最初にポリマー加工を車に施すというのはどのようなコーティングなのかについてご紹介をしていきます。
車にポリマー加工を施すというのは、シリコン・フッ素などを含んだ重合体、つまりポリマーを車のボディーに塗ることによってポリマーのコーティング被膜を作る状態になります。つまり車のボディそのものの上に、一枚コーティングが覆いかぶさるイメージです。
コーティング加工にはポリマー加工の他に、ガラスコーティングや、1980年代に一世を風靡したワックスでのコーティングなどの様々な種類がありますが、このうちポリマー加工によって行うことができるポリマーコーティングは、ワックスに比べると効果が長く続き、強度も強い反面、ガラスコーティングほどの被膜の強さや効果の持続性というものはありません。
ただしガラスコーティングなどに比べてリーズナブルに加工することができるため、まだまだ人気の加工方法です。そして、ガラスコーティングはある程度の艶や輝きが出てしまうことから、あまりそういった仕上がりになることが望ましくない用途の車などにポリマー加工を施す方がいらっしゃるのもまた、多く見られます。
このポリマー加工のメリットについて解説していきます。ポリマー加工を行うことによるメリットというのは、やはりコストパフォーマンスです。このコストは時間的なコスト・金銭的なコスト両方を指します。
一般的にガラスコーティング系の施工を行う場合、プロもしくは専門店に依頼をすると、ある程度の出費を覚悟しなければなりません。また、時間的にも完全にコーティングが硬化するまでに最低1週間~1ヶ月程度はかかるケースがほとんどのため、時間的なコストも発生してしまうケースがほとんどです。
しかしポリマー加工の場合は、専門店に依頼をしても比較的安く施工できるケースが多く、実際に私どもでもガラス系コーティングよりはリーズナブルに施工をすることが可能です。時間についても、早ければ数時間程度で施工が終了し、そのままお乗りいただくことが出来るケースもあります。
さらに、ある程度大きな傷になってしまうと難しいのですが、いわゆる「なでたら消えるような傷」と表現されるような大きさ・深さの傷については、ポリマー加工を施してコーティングを行うことによって消すことが可能です。
消すというよりは、見た目に見えなくなるという表現の方が正しいのですが、とにかく、車の傷が消えたように見えるようになります。反対にポリマー加工ならではのデメリットも一部あります。
やはりガラス系コーティングに比較すると、劣化しやすかったり効果の持続期間がおおよそ3ヶ月程度と短めだったりしますので、このあたりは施工を選ぶ際の判断材料の一つとなります。
もちろん用途によっては、ガラス系コーティングよりもポリマー加工の方が良い結果が得られるということもたくさんあります。
ポリマー加工は自分でやると失敗する確率が高い!
ちなみに、ポリマー加工というのは物理的にはコーティング剤を車に塗る処理をしていくだけですので「絶対にDIYのように自分でポリマー加工を施すことはできない!不可能だ!」というわけではありません。
ただし、聞いてイメージだけですと、非常に簡単に見えるこのポリマー加工ですが、話に聞くのと実際にやってみるのでは全く違います。
そもそも車体をキレイにして下地処理をするところから作業は始まります。つまり、コーティングをする前に車体に汚れや鉄粉、サビなどがある時にはこれを完璧に綺麗にしてからでなければ、コーティングをする意味が無いのです。
そうでなければ、汚れや鉄粉の上からコーティングをすることになってしまいますので、仕上がりが美しくないというわけです。さらにコーティングが完全に硬化するまでの経過観察など、気をつけなければならない部分が非常に多く存在します。
こういった部分全てに目を配り、適切な対策を施し、その上で完璧に加工を行うというのが絶対条件になってきますので、ほとんどの場合は自分でポリマー加工をするのは難しいと言って良いでしょう。
よく、SNS上でもこういった加工を自分でやってみたというような写真や動画などが掲載されていることがありますが、この辺りについてはこの手のDIYの経験が非常に長いか、もともとそういった業種で経験を積んでいる人によるものというケースがほとんどなため、初めてのポリマー加工を自分でやるとなると、成功する確率はかなり低くなってしまいます。
一度ポリマー加工に失敗してしまうとどうなるかと言いますと、実際にあった例としてご自分でポリマー加工をされた際に、加工時には特に問題なく見えたものの、一晩置いてみると車の車体が全体的に水垢がついたような仕上がりになってしまい、ほとんどが色ムラがある状態になってしまったという事例がありました。
更にこの水垢のような部分を拭き取ろうと思って色々と試行錯誤してみても、なかなか拭き取ることができず、結果的に私どものような専門店に持ち込みの上で修復されることになったということでした。
このように自分でポリマー加工をやって失敗をしてしまうと、それらをリカバリーして再度ポリマーコーティングを行うという手間が発生することになりますので、プロに持ち込んだ時にはそのコストもかなりかかるようになってしまいます。
そういった部分を考慮するとやはり、最初から私どもプロにお任せいただいた方が余計な時間もお金もかからないというわけです。
また、ガラスコーティング系の加工に比べるとポリマーコーティングは施工が簡単で時間もかからず、失敗しても上手くリカバリーすることができるというような紹介がなされていることがありますが、これはあくまでもガラス系コーティングと比べると比較的そうなりやすい、ということになります。
ポリマーコーティングは初心者の施工でいきなりうまくいく、というようなことはほとんどありませんので、この辺りについても要注意といったところでしょうか。
手洗い洗車する場合にやっておきたい方法とは
ポリマー加工を施した車については全く洗車しなくてもよいということは、当然のことですがありません。ポリマー加工をしていても汚れはどうしても付着します。
そのため定期的に汚れが出てきた段階で洗車をしなければならないということになりますが、このポリマー加工を施した車は、出来る限り「手洗い洗車」がおすすめです。
ここでは手洗い洗車する時にやっておきたい方法、についてご紹介していきます。まず、このような車を洗車する場合には、大原則として直射日光の当たるような環境下で洗車をしないということが求められます。
そうしなければ洗車中の水分がすぐにボディに焼き付いてしまい、ウォータースポットになってしまうことから洗車をしたのに逆に汚れてしまうという悪循環に陥ってしまうからです。
とにかく、車のボディに直射日光や熱源が当たらないようにして洗車をしていくというわけです。出来れば、天候もギラギラの晴れの日のお昼前後よりは、少し涼しい早朝や夕方の時間帯で、曇りの日くらいだとコンディションとしてはベストと言えます。
その上でまずは、たっぷりの水をかけて車体の汚れを一旦水で洗い流すようなイメージで洗っていきます。ある程度の汚れを水で落とすくらいの勢いで取り組んでいただいた方がいいでしょう。
なお、通常の範囲の汚れであれば、ポリマー加工を施した車は汚れが落としやすくなっているということもありますので、水をかけるだけで基本的には洗車は終了です。
実際にポリマー加工を施す際に、担当者から「ポリマー加工をしたので洗車は水洗いだけでもOKです。」という説明を受けることもあります。
ただし水だけで洗おうとすると、どうしても油汚れや虫の死骸など、この辺りの汚れを落とすことができませんので、場合によっては、カーシャンプーを利用することになります。このカーシャンプーを使って洗車する時に注意したいポイントが一点あります。
それは車のボディに水分やシャンプーが接触している時間を、できる限り短くするということです。人間の体もそうですが、あまりに長時間シャンプーなどが体に残っていては痒くなってしまったり、場合によってヒリヒリしてきますよね。あれはシャンプーの成分が皮膚の汚れと一緒に、皮膚にもダメージを与えているからに他なりません。
それと同じことで、車のボディに長時間水やシャンプーがついたままになっていると、あまり良くありませんので、例えばフロントを洗ったら一旦フロントを流して水気を拭き取り、その後に違う部分を洗っていくというようなイメージをもっていただけると完璧です。
さらに、できる限りポリマー加工をした車用のカーシャンプーを利用されると仕上がりも安心です。また、汚れなどをこするという場合には、できる限り柔らかいスポンジを使ってこするようにし、その際も強くこすらずにスポンジと車体の間に泡を挟み込んでその泡で洗うような流れで進めてください。
車のボディはポリマーコーティングをしていても簡単に傷が入ってしまいます。イメージ的には、車体をご自分の顔だと思って優しく洗うようにしてください。そして、この時に研磨剤や様々な薬品については出来る限り使わないようにします。
こういった製品はポリマー加工のコーティング部分を剥がしてしまう効果のあるものもありますので、せっかく良かれと思って使った液剤によってコーティングがボロボロになってしまう可能性もあります。
そして、その後車を洗い終わったら車に残った水気を柔らかいタオル、もしくは、布あるいはマイクロファイバーのタオルなどで素早く拭き取っていきます。
この時水気が残ってしまうと水分の中に含まれているカルキや、その他の成分が車のボディに焼き付いてしまい、いわゆるウォータースポットと呼ばれる大変取り除きにくい汚れになってしまうことがあります。
先程も少々解説させていただきましたが、洗車をした結果として車が汚れてしまっては元も子もありませんので、きちんと水気を拭き取るようにします。
特に車の下半分足回りの部分は、水気の拭き取りが不十分であるケースが多いので特に注意して拭き取るようにしましょう。
手洗い洗車の場合は、ここまでの手順を踏むことにより車をキレイにすることができます。
ポリマー加工した車に洗車機をかけるのは危険!?
結論から言ってしまいますと、ポリマーコーティングの車に洗車機をかけることはあまりおすすめしません。
ポリマー加工というのは特段洗車機のブラシでこすったからといって簡単にはがれてしまうようなものではありません。ただし、それはあくまで洗車機純正のブラシ「だけ」が、純粋に車のボディーに当たった場合、の話です。
通常ガソリンスタンドなどに設置されている自動の洗車機には、多くの車が洗車のために訪れていて実際、数多くの車が同じ洗車機で洗車されています。
そして、それらの車はほとんどの場合、ある程度の汚れを持っているわけで、そういった小石や砂あるいはガラス片・鉄粉、また、虫の死骸などをブラシが巻き込んでしまっているケースが多々あります。
もちろんブラシ自体も洗浄をかけるようにはしているケースがほとんどなのですが、それでもどうしても小石やガラス片も含めて、ブラシに全く付着していないという状況を作り出すことは極めて難しい問題です。
その状態でポリマー加工をした車を洗車機にかけてしまいますと、ブラシがどうこう、の前にそれらの不純物が車にまるで弾丸のように高速であたることになります。
さらに、ガラス片で車をこするとどうなるか想像がつくと思いますが、それと同じ現象が高速で何度も何度も起こることになりますので、ポリマーコーティングを越えて車の車体に傷が入ってしまうなど、思わぬ事態になる可能性があります。
そして、ポリマーコーティングを越えて傷が入ってしまうとボディへの傷ということになりますので、ダメージもそれだけ大きくなってしまいます。
こういった事情もあるため、ポリマーコーティングをした車に洗車機にかけるのはかなり危険だと言わざるを得ないわけです。洗車をするのであれば、手洗い洗車が無難ではないでしょうか。
また、手洗い洗車をする時間がなかなかないという場合には、ガソリンスタンドなどで手洗い洗車を依頼するか、私たちに洗車を依頼いただいくことも問題はありません。
むしろ、コーティングを施工した私どもに洗車をお任せいただければ、ただ単純に洗車をするだけではなく、現在のコーティングの状況がどのようになっているか、仕上がりに問題はないかどうか、など定期点検のような形でチェックをすることも可能となっています。
ガソリンスタンドの洗車などではこの辺りの部分についてはチェックしてくれないことがほとんどですので、もし可能であれば、私どもまで一度お見せください
まとめ
ポリマー加工というのはガラス系コーティングと比べてリーズナブルに施工することができ、さらに、車を様々な傷から守ってくれたり、細かい傷であれば、ポリマー加工を施すことで傷を消すことができたりなど、何かと小回りの利く感じの加工であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
そして、ポリマーコーティングした車を自分で洗車をすることは問題はありませんが、洗車機にかけるというのはかなり危険だということになりますので、出来る限り優しく自分の顔を洗うように手洗い洗車でお願い致します。
私どもはポリマーコーティングはもちろんのこと、ガラスコーティングも含めて、お車に関する事であれば何でもご相談に応じています。よく初歩的な質問をすると恥ずかしいなどと思う方もいらっしゃいますが、そんな事はございません!どんな小さなことでもお答えしますので、お気軽にお声がけください!
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。