疎水性の意味とは?親水性コーティング剤とどう違う?
更新日:2018.11.09
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これから車のボディやガラスにコーティング剤を使おうと考えているあなたは、市販の商品や専門ショップのメニューに並ぶ「疎水性」「親水性」「撥水性」といった言葉に、頭を悩ませてはいませんか?
簡単に言えば水のはじき具合を表した言葉ですが、パッと見ただけでは違いが想像しにくいでしょう。今回は撥水性、親水性、疎水性の違いやメリット・デメリットを紹介しましょう。
撥水性、親水性、疎水性、一体どんな違いがあるの?
早速、それぞれの違いを紹介していきましょう。
【撥水性】
水をはじく性質のことを撥水性といいます。例えば、撥水性のコーティングが施されているボディに雨や洗車の水が当たると、ボディの上に小さな水玉が無数に浮かび上がります。これは、ボディの撥水性によって水がはじかれたからおこる現象なのです。撥水性によってできた水滴は、風などの影響を受けない限りは長い時間ボディにとどまります。
洗車をしたとき、雨が降ったとき、ボディの上に無数に弾かれた水玉を見ると、「しっかりと手入れされているなぁ。」という実感が湧きやすいかもしれませんね。
【親水性】
撥水性とは反対に、水をはじかない性質のことを親水性といいます。親水性のコーティングが施されているボディに水が当たると、水ははじかれずにベタッとボディの上に広がります。広がった水は、ゆっくりと時間をかけてボディから流れ落ちていきます。
【疎水性】
疎水性は、撥水性と親水性の中間くらいの性質です。水がボディに当たった瞬間は親水性のように水がのぺっと広がりますが、すぐにボディから流れ落ちていくイメージです。製品によっても違いはあり水の動きとしては親水性に非常に似ているため、混乱してしまうようなら「親水性=疎水性」とまとめて覚えてしまったほうが分かりやすいかもしれませんね。
メリット・デメリット
なんとなくでも、撥水性、親水性、疎水性の違いをイメージできたでしょうか?気になるのは、それぞれ実際にボディにコーティングしたときに、どんなメリットやデメリットがあるかという点ですよね。
【撥水性】
撥水性は3つの中で特に光沢効果やキズの防止効果が大きいというメリットがあります。また、ボディの上で水滴が転がる姿を見ると、いかにも手入れをしていることが分かりやすいので気持ちが良いでしょう。また、ボディに残るのは水滴なので、拭き取りはしやすいでしょう。
しかし、ボディに残った無数の水滴は太陽光が当たればレンズの働きをしてしまい、イオンデポジットという水滴の焼跡を残す原因となりかねません。また、雨の中にはホコリや汚れが混ざっていますから、こまめに水滴を拭き取るように心がけないとボディの汚れも目立ちやすくなります。
【親水性】
親水性だとボディに当たった水はのぺっと広がるため、撥水性のようにイオンデポジットができる可能性が少ないです。ただし、親水性でも時間が経ってボディに汚れが多く付着すると、水は広がらず水滴になることもあるので、その点は注意してください。
撥水性の場合だと水滴が乾くと汚れが点々と目立ちますが、親水性だと水が広がる分汚れも目立ちにくいです。
一方で撥水性と比べると、ボディの光沢感などの美しさの部分では劣ってしまいます。
【疎水性】
疎水性も親水性と同じようにイオンデポジットができにくいですね。また、水はけが非常に良いので、洗車での負担もかなり軽減できるはずです。
撥水性と親水性の中間の性質と言われることもあり、ツヤ感もほどほどにありメンテナンス性も高いと人気があります。
まとめ
コーティングでよく耳にする撥水性、親水性、疎水性というのは、簡単に言えば水のはじき具合をあらわすものだったのですね。撥水性と親水性は真逆の性質を持つので違いが分かりやすいですが、どちらもボディの上で水が広がる疎水性と親水性は違いがわかりにくいかもしれません。目立った違いは、疎水性のほうが親水性よりも水はけが良いという点ですね。
このようにそれぞれ特徴があるので、あなたが乗っている車の色、形、洗車の頻度、駐車場の屋根の有無など、さまざまな要素を踏まえてどのコーティング剤が良いのか検討してみてください。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。