車のフッ素コーティングにデメリットってあるの?
更新日:2018.11.17
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せっかく買った愛車は、少しでも長くキレイなままで維持したいですよね。
一昔前であれば、ボディの保護や艶出しといえば「ワックス掛け」が主流でしたが、今では「カーコーティング」に変わりつつあります。
このカーコーティングの中でも、価格的に手の届きやすいのが「フッ素コーティング」ですが、安い分デメリットもあるのか気になるとことです。
今回は、フッ素コーティングにデメリットはあるのか調べてみました。
カーコーティングとは?
車のボディの塗装を保護する方法を調べると、フッ素、シリコン、ガラス、ポリマーなどいろいろな単語が出てきます。
フッ素コーティングの紹介をする前に、簡単に整理しておきましょう。
カーコーティングには、大きく分けて3種類あります。
・ワックス
・樹脂系ポリマーコーティング
・ガラス系ポリマーコーティング
ワックスは、ボディの塗装の上にワックス(油分)を広げ、車体に艶を出し汚れなどから保護するイメージです。
ポリマーコーティングが誕生してから需要は減りましたが、自分でもできる手入れとして今でも根強い人気があります。
樹脂系ポリマーコーティングというのは、ボディの塗装の上にフッ素やシリコンといった樹脂をコーティングするものです。
ワックスはただ塗装を覆っているだけですが、ポリマーコーティングはフッ素やシリコンが化学結合によって塗装面としっかりと結びつき定着します。
フッ素コーティングは、ポリマーコーティングの中のひとつだと考えるとわかりやすいですね。
ガラスコーティングもポリマー(高分子)の中のひとつで、塗装の表面部分にガラスと同じ分子が化学結合によって定着するものです。
ガラスの薄い膜でボディを覆うイメージです。そのため、ワックスがけをせずとも光沢や美しさが長持ちし、手入れも楽になります。
フッ素コーティングとは?
フッ素コーティングは名前のとおり、フッ素を利用したコーティングですが、比較的硬い被膜を形成できるという特徴があります。
そのおかげで、フッ素コーティングは半年ほど効果が持続するとも言われています。
こげつきにくいテフロン加工のフライパンも、フッ素コーティングがされています。
フッ素をコーティングするには、高温での焼き付けが必要です。
もともと火にかけるフライパンなら焼き付けが行なえますが、車ではそんなことはできません。
焼き付けができないかわりに車のフッ素コーティングの成分の中には、フッ素を塗装に定着させるためのケイ素が含まれています。
そのため、厳密には「フッ素コーティング」ではなく、「フッ素系コーティング」と呼びます。
車をフッ素コーティングするデメリットとは?
フッ素コーティングの効果や特徴がわかりましたがデメリットはあるのでしょうか?
実は、一般的な樹脂系ポリマーコーティングには以下のようなデメリットがあります。
・コーティングの被膜がやわらかいため、傷がつきやすい
・油脂分が多めに含まれるため、劣化しやすい
・洗車によりコーティングが落ちるため、効果が徐々に薄れていく
・ワックスよりも高価
・こまめなメンテナンスが必要
フッ素コーティングは、ポリマーコーティングの中でも比較的硬い被膜を形成できるため、他の材質よりも効果の持続期間は長めです。
もう少し具体的に、他のコーティングの特徴と比べてみましょう。
フッ素コーティングを車に施すとガラスコーティングよりも安く済む!
フッ素コーティングは他のワックス、ガラスコーティングと比較してみると、決して悪いことばかりじゃないということが分かります。
【フッ素コーティングとワックス】
昔ながらのボディの艶出し方法として根付いているワックスがけを行うと、ボディに抜群の艶が出て、ワックスの油によって撥水性が高くなります。
ワックスしたての艶感には、フッ素コーティングも見劣りする場合があります。
ですが、自分でワックスがけをするとなると洗車→水滴拭き取り→ワックス塗り込み→乾燥→ワックス磨き上げ→仕上げ拭き、といったように、手間と時間がかかります。
そのうえ、ワックスはボディの塗装の上に乗っているだけなので、耐久性はそれほどありません。よく持って1ヶ月ほどが限度でしょう。
フッ素コーティングを自分でする場合は、商品にもよりますが洗車→水滴拭き取り→コーティング剤塗布→拭き上げといった流れが一般的です。
中には洗車後の濡れたボディにコーティング剤をスプレーするタイプもあります。
ものによっては、ワックスと同じくらい施工に時間がかかるかもしれません。
しかし、一度コーティングすれば半年以上効果が持続することもあります。
効果を持続させるにはメンテナンスが欠かせませんが、月に一度洗車を行う程度でOKです。
施工に時間のかかるワックスを月に1~2回行うのと比べれば、かなり負担は少ないでしょう。
フッ素コーティングはワックスと比べれば費用はかかりますが圧倒的にメンテナンスが楽になるので、少ない手間で綺麗なボディを維持できるといえます。
【フッ素コーティングとガラスコーティング】
ガラスコーティングは今あるコーティング方法の中では最も被膜が強く、施工してから1年以上は効果が持続します(製品によって差はあります)。
硬いコーティングによって、ボディの傷を防ぐ効果も非常に高いです。
ただし、ガラスコーティングには高い技術が必要ですから、専門のショップに依頼するケースがほとんどで費用も5万円~10万円と高額です。
フッ素コーティングは、ガラスコーティングより効果は劣りますが、コーティング剤が安価なため、その分予算をおさえることが可能です。
まとめ
フッ素コーティングには確かにいくつかのデメリットはありますが、それ以上に効果も期待できます。
「ワックスは手間がかかって面倒だけど、ガラスコーティングはちょっと高すぎる…」と思っている人に魅力的なのがフッ素コーティングだといえるでしょう。
市販のコーティング剤を購入し、自分でコーティングすることも可能ですが、下地処理や仕上がりと手間を考えると専門店やプロに頼む方がおすすめです。
新車の輝きとコーティング効果を手軽に長く保ちたいという人には、ぜひ試してほしいコーティングです。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。