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サイドミラーが雨で見にくい!どう対策すべき?

更新日:2020.02.03

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雨の日の運転は、前だけでなく左右も視界が悪くなります。
サイドミラーやサイドガラスに雨滴がつくと、車線変更も不安な状態。とくに夜のバック駐車はイヤなものです。

雨の日でも両サイドの視界を確保できる対策法を紹介しましょう。

サイドミラーについた水滴は安全運転の大敵

ガラスに雨滴がつくと見にくくなる理由は、光を乱反射するから。フロントやリアのガラスにはワイパーがついているので雨の日でも視界を良好に保てます。

最近はオプションでヒーテッドサイドミラーが用意されるようになってきました。また高級車には、サイドミラーの代わりにモニターを装着した車種もあります。

しかし、ほとんどの車種は両サイドのガラスやミラーに水滴予防の装置がついていません。サイドガラスとミラーの両方に水滴がつくので視界は最悪になります。

水滴がつくのは雨の日だけではありません。ガラス表面は冷たいので湿度が高くなると空気中の水分が付着して水滴になります。いわゆる結露ですね。これを予防するために開発されたのが、前述したヒーテッドサイドミラーです。

また汚れたガラスも水滴になりやすい状態。汚れは水を弾くため、流れ落ちずに溜まってしまうのです。まずは両サイドのガラスとミラーをきれいに掃除すること。それが視界を良好にする第一歩です。

市販コーティング剤の撥水性と親水性の違い

ヒーテッドサイドミラーは後付もできますが、費用はかなり高め。しかも、夏場の水滴にはそれほど効果が期待できないというデメリットもあります。

簡単な水滴対策としては、サイドミラー上部にカバーを取り付ける方法が挙げられます。前からの雨であれば多少は役に立ちますが、横から降れば水滴だらけになり、当然、結露は防げません。

現在、サイドミラーやガラスの水滴対策で一般的なのは、市販コーティング剤の使用です。
カーショップではいろいろな種類が売られていますので、フロントガラスに使っている人も多いでしょう。
市販コーティング剤には主に2種類、撥水性と親水性があります。それぞれの特徴を説明しましょう。

・撥水性コーティング剤とは?

撥水とは水を弾き、水滴が転がり落ちる状態のこと。このコーティング剤を使うと、雨滴や水滴が面白いようにコロコロと飛んでいきます。原理は表面張力。フッ素やシリコンを使ってガラス表面に皮膜を作り、表面張力を小さく(接触角を大きく)します。

使い方は商品によって若干の違いはあっても基本は同じです。

・撥水性コーティング剤の使い方

①ガラス塗布面についた汚れと油膜をしっかりと落とします。
②商品の使用方法に従って、ガラスにコーティング剤を塗ります。
③隅々まで塗り終わったら乾燥させます。
④乾いたウエス(タオル)で拭き取ります。

撥水性コーティング剤は表面張力を小さくして、風圧で水滴を飛ばします。
したがって、ある程度の速度が必要です。サイドガラスであれば風圧を利用できます。しかしサイドミラーの鏡部分後ろ向き。走行中、風圧の影響を受けられず雨滴が残ります。

撥水性ガラスコーティングはサイドガラスだけに使用した方が無難です。

・親水性コーティング剤とは?

親水性には、水と融和する化合物を使って水に馴染ませるという意味があります。
この性質をガラスのコーティング剤に用いると、雨の日は水幕を張ったようになり、視界を確保します。表面張力は撥水と逆に大きく(接触角は小さく)なります。

使い方は商品によって違いますが、おおむね撥水性よりも簡単。雨が降ってきたらスプレーするだけのタイプがあります。

またシールタイプがあることも親水性コーティング剤の特徴。サイドミラーのサイズに合わせてカット、後は貼るだけです。

親水性は水滴ができないのでサイドミラーに最適ですね。
ただし、フロントガラスに使用すると速度によっては風圧で水幕が歪むことがあります。サイドガラスであれば、多少の風圧も見にくさに大きく影響することはありません。

撥水性はフロントガラス、親水性はサイドのガラスやミラーと使い分けた方が賢明です。

プロのコーティング技術は良好な視界を長持ちさせる

市販のコーティング剤を使うメリットは費用が安いこと。それから簡単であること。

反面、耐久性がないというデメリットを持っています。じつはこれが厄介なのです。
「洗車の度にコーティング剤を塗ればいいだけ」と考えるのは早計。塗布面のガラスから古いコーティング剤をきれいに拭き取る必要があります。この作業を怠ると、新しいコーティング剤の効果が得られません。
さらに汚れた上から塗布すると見にくくなることだってあるのです。

その作業を考えると、雨の日の視界確保対策はかなり大変。むしろプロによるコーティングを依頼した方が効果的、高効率的ですね。プロの施工と自分で作業する違いは数多くあります。

たとえば塗布面の洗浄。それからコーティング剤の配合。さらに塗布技術。
雨の日のサイドミラーの見にくさも、プロの施工なら確実に解消できます。
雨による視界の悪さを解消したい場合は、プロのコーティングがおすすめです。

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スタッフ

中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)

一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。

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