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シートベルトの汚れの落とし方は?きれいにして快適ドライブを

更新日:2020.02.10

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車内掃除で見落とされやすいのがシートベルト。実は車内のホコリや人の汗などで意外と汚れているんです。
車内掃除をする際は、シートベルトもきれいにしましょう。

汚れを残さない効果的な洗浄方法をご紹介します。

汗やホコリで意外に汚れているシートベルト

シートベルトの素材はポリエステル。これをキツく編み込むことによって、強度をつけています。軽自動車ぐらいだったら切れずに持ち上げることだってできます。運転者や同乗者を万一の被害から守る器具だけに、頑丈に作られているわけですね。

しかし、頑丈さを作り出すための編み目に汚れが付着すると厄介です。シートベルトに汚れが付着するケースは二通りあります。

ひとつは、シートベルトが巻き上げられる時と引っ張り出す時。シートベルトはバックルを外すとリトラクターのゼンマイが作動し、ピラー内に収納されます。この時、車内が汚れていると一緒にホコリもピラー内に巻き込まれてしまいます。1回分はわずかであっても、これが頻繁になればピラー内はホコリだらけに。かくして、シートベルトは出し入れする度に汚れていくわけですね。

もうひとつは、肌や手、衣服などに触れて直接汚れるケース。とくに夏場は汗が直接シートベルトに付着します。そのままピラー内に巻き込まれると、汗の成分は編み目に染み込んで取れにくくなります。

色が暗色系なので目立ちませんが、シートベルトは意外に汚れているのです。汚れがひどい場合、巻き取りや引き出しがスムーズに行えなくなる可能性があります。清潔さを保つことに加え、安全面も考えてシートベルトはきれいにしておきましょう。

なお、シートベルトが故障すると修理ではなく新品交換となります。

子どものために後部席もきれいに!

一般的な乗用車のシートベルトは、運転席、助手席、後部席の左右と中央、合計5ヶ所あります。

小さな子どものいる家庭で活躍しているのが後部席のシートベルト。
とくにチャイルドシートをシートベルトで止めている場合はかなり汚れているはずです。子どもの衛生のためにも、入念に汚れを落としてください。

シートベルトの汚れを落とす際、アンカーやバックルは外さないでください。とくにアンカーは樹脂のツメで止めてあるので、無理にこじ開けようとすると破損します。汚れは装備品をつけたままでも落とせます。

車が比較的新しい場合はたいして汚れていません。
したがって水で薄めた中性洗剤とウエス(またはタオル)だけで拭き取ることができます。

・中性洗剤とウエスを使った汚れの落とし方

・中性洗剤の溶液を作る
水1Lに対して中性洗剤5〜6mlを入れ、よく混ぜます。

・ウエスを浸してよく絞る
溶液を多く含んでいると滴が車内に垂れて、掃除する手間が増えます。

・シートベルトを全部引き出す
最後部の両端を大きめのクリップで挟み、ストッパーにします。

・絞ったウエスで拭く
表と裏をウエスで挟み、シートベルトの端を持って力強く拭いてください。

・最後に乾拭き
乾いたウエスで表面を拭き取り、しっかりと乾燥させたら収納。

漂白剤で本格的に洗浄する

新車同様であれば、中性洗剤溶液だけの拭き取りだけで汚れを落とせます。しかし1年以上経過した車になると汚れも頑固。本格的な洗浄をしましょう。

用意するのはバケツ、酸素系漂白剤、お湯、すすぎ用の水、乾いたタオルです。

・浸け置き洗浄による汚れの落とし方

・シートベルトを全部引き出す
中性洗剤溶液で拭き取る時と同じ要領です。

・漂白剤溶液をバケツに作る
約40〜45℃のお湯1Lに対して10ml程度の漂白剤を混ぜます。

・引き出したシートベルトを溶液に浸ける
時間は約1時間、ムラができないようにたっぷりのお湯を用意しましょう。

・浸けた部分を水洗いする
溶液のついている部分をしっかり水洗いします。

・乾燥させる
乾いたタオルで拭き取ったら車内に吊るして乾燥させます。

注意点としては、溶液を作った後、シートベルトの端で色落ちしないかテストを行ってください。漂白剤とシートベルトの染料によっては色落ちする場合があります。巻き取る最後部でテストすれば色落ちがあっても目立ちません。

またバックルの差し込み部分などの金具類に、溶液をつけないようにしてください。
酸素系漂白剤と金属は化学反応で変色する場合があります。

隅々まできれいにするならプロに依頼する

紹介した方法でシートベルトを洗うと、バケツの溶液は真っ黒になるはずです。一度でも汚れを浸け置き洗浄すれば、あとは1シーズン1回の拭き取り洗浄で十分。こまめにウェットティッシュで拭けば汚れの予防策になります。

ただ、残念ながら浸け置き洗浄でも普段、巻き取られている部分まではきれいになりません。この部分まで洗浄するためには、シートベルトを外す必要があります。

でも、乗員の安全を守る器具だけに、素人が分解するのは不安いっぱいですね。どうしてもシートベルト全体をきれいにしたい人は、専門家に任せるのがベストです。

たとえばシートコーティング業者。汚れたままではコーティングできないので必ず汚れをきれいに落としてくれます。ドアトリムやハンドルなどシート以外のところもコーティング可能です。車内クリーニングや座席のコーティングも可能なので、一緒にシートベルトもきれいにしてもらえるか確認してみましょう。

シートベルトを浸け置き洗浄しようとすると、かなり面倒で時間もかかります。
効果や効率を優先したいのであれば、カーコーティング業者へ相談することをおすすめします。

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スタッフ

中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)

一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。

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