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ホイールオフセットとは?変更や加工時の注意点はある?

更新日:2021.01.03

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車のドレスアップに欠かせないのが、足元を引き締めるホイール。
インチアップすれば車のイメージがグッとシャープになります。

そこで気をつけたいのが、サイズだけでなくホイールのオフセット。
ホイール装着を最適にするためのホイールオフセットについて説明しましょう。

オフセットが合わないとトラブルが発生

アルミホイールはドレスアップだけでなく、軽量化で走行性能を高める目的もあります。
現在、新車のほとんどは最初から純正のアルミホイールが装着されていますね。
でもデザインが気に入らなかったり、あるいはスタッドレス用として別に必要だったりすることもあると思います。

そんな、新しいホイールを購入する時に注意したいのが、ホイールオフセットです。
ホイールオフセットとは、簡単に言うと、ホイールを取り付ける際の奥行きのこと。
ホイールは、サスペンション側のディスクハブに取り付けます。

ディスクハブとは、ホイール用ボルトがついている円形の土台の部分。
取り付ける際、奥行きサイズを間違えると、さまざまなトラブルが生じます。
タイヤがフェンダーより出っ張ると保安基準不合格となって車検に通りません。

逆に引っ込みすぎると、ディスクブレーキのキャリパーなどに当たって走行できなくなります。
新しいホイールを購入する際は、オフセットが適合していることを確かめましょう。

インセットとアウトセットの違い

オフセットは自分で調べることができます。
一般的なホイールには裏側に以下のような数値の記載があります。
17✕71/2 J5 100−55
これではまるで暗号ですね。
順に説明しましょう。

最初の17はリム径、71/2はリム幅、5はボルト穴の数、100がPCDで55がオフセット。
リムとはホイールのタイヤをはめ込む部分。
したがってリム径といえばホイールのおよそ外周を指します。
リム幅は文字通りホイールの幅。
PCDはボルト穴の円直径で、これもホイールを選ぶ際の重要な項目です。

最後のオフセットはリム幅中心線を基準とした数値。
55の表記は「中心線より55mm外側に出ている(インセットになっている)」という意味です。
数値の前にマイナス表示があった場合は、中心線より内側、アウトセット。
中心線上の場合はプラスマイナス0と表記され、ゼロセットと呼ばれます。

ちなみにホイールオフセットの正式名称は「ホイールインセット」です。
2008年、日本自動車タイヤ協会が国際基準に合わせようと提唱しました。
この正式名称ですが、まだ一般的に浸透していません。
本文中では浸透率の高さから、正式名称ではなくオフセットで表現しています。

オフセットの計算方法

新しいホイールでも、オフセットが同じサイズであれば問題なく装着できます。
厄介なのは、インチアップした時やスタッドレスタイヤのサイズが純正と異なる時。
タイヤまで装着した後で、オフセットに間違いがあると、よけいな費用がかかってしまいます。
カーショップで購入するなら、必ずスタッフに適合サイズであることを確認しましょう。

純正ホイールと新しく購入するホイールのオフセットの違いは自分でも計算できます。
最初は純正ホイールと新しいホイールの中心線を出します。

ただし、ホイールのリム幅はインチ表示なので、これをmm単位に変換。
1インチは25.4mm。
したがって8インチなら25.4×8=203.2。
これを2で割れば、それぞれのリム幅の中心線が出ますね。

次に、それぞれのオフセット値を加減算すれば、取付部からホイールの内側と外側の長さが出ます。
最後に、純正ホイールと新しいホイールのそれぞれの数値を減算します。
その差が、純正ホイールに対する出っ張り具合や引っ込み具合になります。

ホイール加工は必ず専門業者に依頼する

インチアップやスタッドレスタイヤを装着する際は、許容範囲を多めに取りましょう。
車は純正ホイールと純正タイヤのサイズが基準。

異なるホイールやタイヤを装着すると、思わぬトラブルが発生します。
たとえフェンダーにきっちり収まっても安心するのは早計。
走行すると、段差や傾斜でタイヤハウスにぶつかるというケースもあります。
そのトラブルが微細であれば、オフセットを加工することで解消される場合があります。

ただし、加工はDIYでは不可能。
外側に出ている分、アルミホイールの内側を削らなければなりません。
あまり削りすぎると強度が弱くなり、大きなトラブルにつながります。
オフセット加工する際は必ず専門業者に依頼し、安全を確認しましょう。

コーティングでホイールを汚れから守ろう

新しいホイールを装着したら、ホイールコーティングをお忘れなく。
とくにメッキ系やスタイリッシュなデザインのタイプは欠かせません。
ブレーキダストやピッチ・タールがこびりつくと、掃除も一苦労ですね。

プロが施工するホイールコーティングは、ガラスの硬い被膜が特徴のひとつ。
小キズに強く、頑固な汚れも定期的な水洗いだけで簡単に落ちます。

また、プロ施工のコーティングは持続性が約3年と長いことも特徴。
市販品にもホイールコーティングはありますが、持続性は3〜4ヶ月。
しかもプロ施工のような被膜の硬さはありません。

初期費用こそ市販品より高くなりますが、特徴を考えればコスパも断然、優れていますね。
ホイールの輝きを長く保つなら、プロ施工のホイールコーティングがおすすめです。

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スタッフ

中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)

一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。

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