車内消臭の効果的な方法は?原因を知ってしっかり対策を
更新日:2021.04.15
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車内へ入った時、わずかでもイヤな臭いを感じたら要注意。
長く乗るほど臭いが鼻について体調に悪影響を及ぼす場合があります。
イヤな臭いの元はさまざま。
原因をしっかり突き止めて効果的な車内消臭を行いましょう。
エアコンの臭いはエバポレーターが原因
車内のイヤな臭い、車によって違いはあっても発生原因は同じです。
カビ、飲み物や食べ物のこぼした跡、車外から持ち込んだ汚れ。
それからタバコの煙や汗、ペットなどの臭い。
これらが狭い車内の部位に染みつくので慢性的な臭いを発するわけですね。
では、各部位ごとに原因と効果的な対策方法を解説しましょう。
最初はエアコンです。
初夏に冷気を出した途端、カビ臭い!と感じたことはありませんか?
その臭いの発生元はエバポレーター付近のカビとエアコンフィルターの汚れです。
エバポレーターは外気を取り入れ、冷やす装置。
外気の暑い空気と冷やされた空気の温度差によって結露し、カビが発生するわけですね。
DIYで消臭する方法は2つ。
ひとつは専用クリーナーを使ってエバポレーターを洗浄すること。もうひとつはエアコンフィルターの交換です。
どちらもDIYで可能ですが、やはり手間と時間、それから少々のコツが必要です。
洗浄や交換に不安を感じる人はディーラーや修理工場などのプロに任せた方が無難ですね。
なお、エアコン用消臭スプレーは臭いの元まで断つことはできません。
あくまで吹き出る冷気の臭いに対して有効性があると認識しておきましょう。
ドライブの後は車内消臭のための清掃を
小さな子どもがいる家族や友達同士多人数で乗る場合、車内飲食は避けられません。
その時、気になるのが飲み物をこぼした跡や食べ物のカス。これらを放置しておくと、カビやダニが発生して臭いだけでなく健康に悪影響を与えます。
でも、あまり神経質にチェックするのは楽しいドライブ気分を損なうことにもなりますね。
予防策としてはシートカバーがあります。
防水加工してあれば、汚れた服のまま乗り込んでもシートが汚れることはありません。
降車後はシートカバーを外して洗濯するだけです。
シートカバーは車内の美観を悪くする、と感じる人は降車後にシートの清掃をしましょう。
カーショップには車内クリーニング用品が豊富に揃っています。
シート表面は粘着シートやシートクリーナー、シミには蒸しタオルが有効です。
シート清掃で見過しやすいのが座面と背もたれ面の隙間。
とくに食べこぼしは隙間に入りがちです。
シート清掃の際は隙間までしっかりチェックしてください。
なお、隙間を掃除すると食べカスなどの汚れはフロアマットに落ちます。
最後は車内用掃除機でフロアマットのゴミもしっかり取りましょう。
臭いが染みつきやすいトリム類
エアコンもシートも清掃したけれど、まだ車内がなんとなく臭い…。
どこが臭いの発生源が気になりますよね。
そんな時はルーフトリムやドアトリムなどのファブリック部分をきれいにしましょう。
ファブリック地は臭いを吸着する性質を持っています。
狭い、閉め切った車内で臭いが蔓延すれば、広い面積のルーフトリムは臭いの温床。
とくにタバコやペットの臭いは窓を開けて換気をしていても染みついてしまいます。
ルーフを含むトリム類の清掃はDIYでも可能です。
用意するのはトリム用ブラシに酸素系漂白剤、それからタオルを2本。
トリム用ブラシは洋服用のブラシでも代用できます。
以下に手順を記したので参考にしてください。
・トリム類清掃の手順
①ブラシでトリム部分をブラッシング、臭いの元となる汚れをかき出します。
②酸素系漂白剤は使用説明書に書かれた適量を守ってぬるま湯に溶剤を作ります。
③タオルを溶剤に浸して固く絞り、トリム全体を拭きます。
④最後に乾いたタオルで全体を拭きます。
ルーフトリムを掃除すると汚れはシートに落ちます。
したがってトリム類は車内清掃の最初に行った方が効率的ですね。
なお、塩素系漂白剤は脱色するので使用厳禁。
また泡系のシートクリーナーは泡のついた部分だけがきれいになります。
トリムにムラができやすいので使用には十分、注意してください。
トリム類を含む車内清掃が終わったら、ドアを全開にして換気をしっかり行いましょう。
徹底的に車内消臭するプロのクリーニング業者
車内消臭は臭いの元を突き止めることが大切。
でもイヤな臭いの元って、カンタンに見つかりません。
上記ではエアコン、シート、トリムのDIYで可能な消臭方法を解説しました。
しかし、臭いの元になりそうな場所は他にもあります。
フロアマットやカーペット、カーゴルームなどですね。
臭いの元を完全に断って車内消臭するなら、プロの業者に依頼するのがベスト。
たとえばエアコンの場合、エバポレーターを外して洗浄してくれるところもあります。
また車内のクリーニングに関しては専用の洗剤や機材を使用。
DIYでは手の届かないところまできれいにしてくれます。
徹底的な消臭を施した車内は運転者だけでなく、同乗者も爽やかな気分にしてくれます。
とくに小さな子どものいる家庭では清潔が最優先事項。
DIYの車内消臭では不安が残る人、プロによる車内クリーニングをおすすめします。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
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