ブレーキダストが発生するのはなぜ?原因や除去法、対策を紹介
更新日:2021.07.02
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フロントのアルミホイールにこびりついた黒い汚れ。
カーシャンプーで洗浄しようと思ってもなかなか落ちませんよね。
この汚れの原因はブレーキダスト。
ブレーキダストが発生する原因や除去の方法、対策について解説しましょう。
フロントホイールにブレーキダストが目立つ原因
フロントホイールのスポークの隙間を覗くと金属の円盤が見えますよね。
これ、ブレーキの重要なパーツでディスク(またはディスクローター)と呼びます。
その端についているボックス形状の部品はキャリパー。
内部にはディスクを挟むパッドが入っています。
ディスクはタイヤと一緒に回転し、ブレーキを踏むとパッドが圧迫、摩擦力で停止します。
この時、摩擦の原因によって発生する金属粉がブレーキダスト。
ホイールはディスクにもっとも近いところにあるため、付着しやすいわけですね。
とくにフロントホイールが汚れるのはブレーキを踏むと前方に荷重がかかるから。
その分、フロントブレーキに負担がかかり、ブレーキダストも多く発生します。
後輪にドラムブレーキを採用している車はほとんどブレーキダストがつきません。
またディスクブレーキを採用していても荷重が少ないので、こちらも汚れが目立ちません。
フロントホイールだけが黒ずんで汚れていると、素敵な愛車も魅力半減。
ブレーキダストは早めに落としましょう。
カーシャンプーではなかなか落ちないブレーキダスト
早めに落としたいけれど、カンタンに落ちてくれないのがブレーキダスト。
ディスクに使われている素材は鋳鉄製です。
放熱効果が高く、摩擦熱に強いことが素材として選ばれている理由ですね。
パッドの金属粉はとても細かいので走行中の風によって吹き飛ばされます。
ディスクの金属粉は重い上にとても熱く、尖っているのが特徴。
鋳鉄よりも柔らかいアルミホイールには刺さりやすいのです。
しかも冷えてしまうとなかなか除去できません。
では熱いうちに除去、と思ってもアルミホイールに付着した金属粉は一瞬で冷えてしまいます。
塗装されたボディに冷えた汚れが付着しても比較的カンタンに洗い流せるでしょう。
しかし柔らかい金属に硬い金属が刺さった汚れは一般的なカーシャンプーで落とせません。
汚れが落ちないからといって放置しておくと、アルミホイールは悲惨な状態になります。
赤茶色のシミができるだけでなく、最悪の場合はアルミ合金特有の白サビまで発生します。
アルミホイール表面に白い線条がいくつも見られる現象ですね。
これはアルミホイール表面のクリア塗装についたキズが原因となるトラブル。
キズから水分やブレーキダストの赤サビが侵入し、白サビとなります。
では、ブレーキダストが付着した場合、どのような対策が効果的なのでしょうか?
ブレーキダスト除去に役立つサラダオイル
除去にもっとも効果的なのはカーショップで販売されているケミカル用品を使うことです。
ホイール専用のクリーナーであればブレーキダストを落とすことができます。
いろいろな名称で販売されていますが、基本的な使い方は大差ありません。
ホイールに付着した泥やホコリなどの汚れを落とし、乾かしてからクリーナーを使用します。
液状であれば噴霧、練状であればホイール専用のクロスにつけて塗布。
あとはひたすら磨くだけです。
カーショップのケミカル用品以外で役立つのが料理で使うサラダオイル。
使い方はケミカル用品とまったく同じです。
ただし、あまり高いサラダオイルを使うとコスパが悪くなるので注意してくださいね。
ブレーキダスト除去で厳禁なのは刷毛の部分が硬いブラシで擦ること。
落ちないからといって硬いブラシでゴシゴシ擦ると表面のクリア塗装が剥げてしまいます。
むき出しになったアルミ合金はキズがつきやすく、前述した白カビ発生の危険性が高まります。
ケミカル用品、サラダオイルのどちらを使うにしてもクロスで丁寧に磨いてください。
でもこの作業、かなり手間と時間が必要ですね。
とくにスポークの端にこびりついたブレーキダストはなかなか落ちません。
この作業を回避するためには予防策を考えた方が賢明です。
予防対策はプロのコーティングがベスト
ブレーキダストを予防する最善策はホイールコーティングすることです。
ただし、確かな効果を求めるならプロが施工するコーティングを選択しましょう。
カーショップではDIY用のホイールコーティング剤も販売しています。
もちろん、これらのコーティング剤でも一時的にはピカピカになります。
しかし市販コーティング剤の耐久性は約3ヶ月、長くても半年ほどが限度。
対してプロが施工するホイールコーティングは一般的に約3年の耐久性があります。
この違いはコーティング剤の主原料。
市販コーティング剤は表面を滑らかにするポリマーを使っています。
一方、プロが使うのは表面を硬くする化学結合のガラス(ケイ素)。
ポリマーの被膜はホイール表面の保護には役立ちます。
しかし被膜が柔らかいのでブレーキダスト除去の作業は意外に大変。
硬い被膜を持つガラスコーティングであれば、ブレーキダストも比較的カンタンに落とせます。
しっかりメンテナンスをするほど長持ちするのがプロのホイールコーティング。
愛車の足元をいつも美しく保つためには、プロに任せるのがベストチョイスです。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
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