雹(ひょう)が降って車がボコボコに…車両保険で修理できる?
更新日:2022.02.10
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突然、空から降ってきたのは雨でも雪でもなく雹(ひょう)。
氷の塊だからボディにボコボコ当たって車は無残な姿…。
これって加入している車両保険で修理できるの?
雹で被害に合わないための予防策や損害が発生した時の車両保険について解説します。
走行中に雹が降ってきたら速やかに停車する
雹は直径5mm以上の氷の塊。
5mm未満の場合は霰(あられ)と呼びます。
上昇気流の激しい積乱雲の中で氷の粒がくっつきあい、自重によって落下してきます。
その大きさは一般的に1cm前後ですが、過去にはカボチャ大の雹が降ったという記録もあります。
落下速度は100km/h以上。
大きな雹になれば人的、物的被害も深刻。
天災なので、突然の降雹に遭遇したら避けようがありません。
これは車を運転している時でも同じ。
たとえ小さな雹でも速度が出ていれば当たった時の衝撃度は増大します。
ボディだけでなくフロントガラスに当たって割れたら大きな事故につながる恐れもあります。
雹が降り始めたら、大きさに関わらず安全な場所へ停車してください。
その際、けっして車外には出ないこと。
車よりも、身を守ることを最優先にしてください。
車を駐車場に置いてある場合、そこが屋内であれば被害に遭うことはありません。
しかし、屋外に駐めている人も多くいるはず。
駐車場まで至近距離であれば、車のボディに厚手の毛布をかけるという方法があります。
ボディ全体を覆うのがベストですが、あまり現実的ではありませんね。
最低限、保護したいのはフロントとリア、次にサイドのガラス。
ガラス類を守っておけば割れたガラスが車内に飛散することはありません。
ボディは多少、へこみがあっても走行できます。
しかし、フロントガラスが割れていたりヒビが入っていたまま走行すると道路交通法違反。
なにより視界が確保できず、危険な運転になりますね。
なお、保護作業をする時はできるだけ雹が降る前に行いましょう。
大きい雹が当たって車より先に自分が怪我をしたら、それこそ本末転倒です。
降雹と遭遇しないためにすべきこと
雹が降りやすい時期は積乱雲が発生する6〜9月。
地上には温められた空気、上空に冷たい空気が流れ込む、不安定な大気が発生条件。
この時、地上の空気が湿っていると積乱雲の発生確率はさらに高くなります。
突然の降雹は防ぐことができません。
しかし、大気の状況を予測すれば遭遇を避けることが可能です。
積乱雲は水平方向に数km、広くても10数kmの範囲。
局地的な荒天は約30〜60分程度で収まります。
したがって積乱雲そのものを回避する、あるいは避難して通り過ぎるのを待つこともできます。
車で出かける前や運転中は天気予報に注意。
遭遇しそうな時は迂回ルートも想定しておきましょう。
どうしても迂回できない場合は避難できる屋内駐車場を調べておくのも回避する方法のひとつ。
積乱雲が発生したからといって、必ず雹が降るというわけではありません。
しかし、積乱雲は雹以外にも突風や雷雨を発生させます。
視界が悪くなったりハンドルを取られたりすれば事故発生率が高くなります。
あえて積乱雲の荒天の中を運転するより、多少時間をロスしても回避した方が安全ですね。
ボディ修理は車両保険の適用範囲内
回避を心がけていても、運悪く降雹に遭遇することだってあります。
もし、雹の塊が大きいとボディは衝撃でへこみ、ボコボコになってしまうでしょう。
そこで気になるのが修理費。
自前修理となれば高額の費用が必要になりますね。
このような状況下で頼りになるのが任意で加入できる車両保険です。
車両保険が適用される条件には「飛来中または落下中の他物による損害」という記載があります。
他物とは飛び石や落石、雹や霰など。
したがって雹でボコボコになったボディの修理費は車両保険によって補償されます。
補償範囲が限定されているエコノミータイプでも補償対象となります。
なお、任意保険会社によって内容が若干異なります。
車両保険加入前に、飛来中や落下中の他物による損害について確認した方が無難です。
車両保険を適用する際の注意点
雹による損害に対して頼もしい存在の車両保険。
でも、使い方次第ではかえって不利益になる場合もあります。
車両保険を適用する際の注意点を紹介しましょう。
たとえば免責金額。
これは車を修理する際の予め決められた自己負担額です。
たとえば修理費が50万円で免責が10万円の場合、保険から支払われる金額は40万円。
雹によってボディが損傷するとかなりのダメージ。
したがって免責金額を払っても車両保険を適用した方が得策といえるでしょう。
ただし、車両保険を適用すると等級が1ランク、ダウンします。
当然、翌年からの任意保険の加入費用は高くなります。
ボディの損傷が少なくて修理費が免責よりわずかに高いだけ、というケースもあるでしょう。
そのようなケースではむしろ保険適用を避けた方がトータル的な差額を抑えることができます。
それから修理の方法。
ボディの損傷が大きいとピラーなどモノコック部分の交換をすることもあります。
モノコック部分を交換すると「修復歴あり」になり、査定額が大幅に下がります。
走行に重大な影響を及ぼす場合は当然、交換がベスト。
しかし、走行に影響がないのであれば、できるだけ交換せずに修理するのが望ましいですね。
そのためにも信頼できる専門業者に修理を依頼しましょう。
雹という、突然の天災に遭遇した時でも親身になって相談に乗ってくれます。
修理からメンテナンスまで任せられる専門業者がいれば、カーライフも安心ですね。
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