新車のコーティングはどこで施工する？ディーラーと専門店のメリット・デメリットを比較
更新日：2022.05.17
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最強のコーティング剤と評判が高いプロ施工のガラスコーティング。
その効果をもっとも発揮できるのが新車の段階で施工すること。
そこで気になるのがディーラーと専門店、どちらで施工した方が良いのか、という点。
ディーラーと専門店、両方のメリット・デメリットを解説します。
目次
新車のうちに施工するのがベストな理由
ガラスコーティングの特徴は硬い被膜と艶のある透明感、それから持続性。
DIYのポリマー系コーティング剤やワックスではこれらの特徴を出せません。
ガラスコーティングはDIYでも不可能ではありませんが、かなり困難。
溶剤は表面の乾燥が早いため、手際良く塗布しなければなりません。
しかし均一に塗っているつもりでも塗りムラや塗り残しが発生したり。
下地処理が不十分だったために、コーティングの下に汚れが残っていたり。
失敗した場合、重ね塗りはできないのですべて剥離してから再施工しなければなりません。
その点、専門店のプロは経験値が高く、作業環境も整っているので任せて安心。
施工でもっとも大切な下地処理も丁寧に行ってくれます。
ガラスコーティングは新車の段階で施工するのがベスト。
その理由は下地処理を比較的簡単に済ませられるので、その分、コストも安くなるから。
なにより、新車の輝きをコーティングできるのが嬉しいポイントですね。
新車購入の段階でガラスコーティングをプロに依頼する方法は2通りあります。
ひとつはディーラー経由、もうひとつは納車後、自分で専門店に依頼するという方法。
両方のメリット、デメリットを解説するので、依頼する際の検討材料にしてください。
割高になるディーラー経由のコーティング施工
新車を購入すると、必ずセットですすめられるガラスコーティング。
最近では中古車購入時でもすすめられることが多くなりました。
ガラスコーティングの施工はディーラーが必ず行うわけではありません。
提携している専門店に依頼するケースの方が多いのです。
確かに、コーティング施工が納車時に完了していれば自分で専門店を探す手間が省けます。
優良のディーラーであれば、提携先である専門店の技術力も高いはず。
ガラスコーティングに詳しくない、手間をかけるのがイヤ、という人もいるでしょう。
そんな人にとって、納車時に施工が完了しているのは大きなメリットですね。
ただし、これらのメリットはコインの裏表のように、デメリットになる可能性もあるのです。
たとえば提携する専門店に施工を任せるということは、当然、取引契約が結ばれています。
ディーラー側に入るマージンも契約のひとつ。
マージン分が上乗せされれば、専門店に直接依頼するより施工価格が高くなります。
ディーラーによっては、施工を条件に車両本体価格の値引き幅を多くするところもあるでしょう。
しかし、実際に車両本体価格を安くしているとは限りません。
マージン分を購入交渉で値引き分に相当させる方法が使われていることだってあるのです。
これでは、車両本体価格が安くなって得した、という気分にはなれませんよね。
ディーラーのコーティング施工知識と技術をチェックする
提携している専門店ではなく、ディーラーのスタッフが施工するケースもあります。
スタッフが施工の技術をしっかり習得していれば問題ありません。
しかし、技術が未熟だと仕上がりは悪くなり、効果の持続性も失われます。
さらに、営業スタッフもガラスコーティングの知識をしっかり持っているとは限りません。
新車の種類が千差万別であるように、ガラスコーティングも車種に適したタイプがあります。
ガラスコーティングを全部お任せにしたら期待していた効果と違った、というケースもあります。
その顕著な例が撥水性と親水性。
撥水性が抜群、と思っていたら親水性の施工だった、というのはよく聞く話。
ディーラーへ依頼する際は、全部お任せは厳禁。
自分の好みやガラスコーティングの性能について営業スタッフとしっかり話し合いましょう。
その時、営業スタッフの答えが曖昧だったとしたら、施工は避けた方が無難です。
信頼できるコーティング専門店に任せることのメリット
納車後、自分で専門店を探すのは確かに手間と時間がかかること。
でもこれ、デメリットでしょうか？
自分で探すということは、それだけ選択肢が増えることでもあります。
ガラスコーティングの専門店は数多くあります。
当然、料金や施工内容、スタッフの対応などが異なってきますね。
それらの内容を検討してベストチョイスできるのはむしろ、メリットといえます。
専門店を探す時のコツは料金比較ではなく、スタッフ対応で選ぶことです。
全般的にディーラーへ依頼するより低い価格で施工できます。
しかし大切なのは安さよりも愛車に最適なガラスコーティングのクオリティ。
親切なスタッフであれば最適なタイプを選んだ時の理由まで、きちんと説明してくれます。
また作業工程や施工後の注意点についても詳しく説明してくれるはず。
ガラスコーティングはDIYのコーティング剤に比べるとけっして安くはありません。
持続性が悪いと価格はデメリットになってしまいます。
満足できる仕上がりを求めるなら、信頼できる専門店に依頼することをおすすめします。
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中山裕貴（PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー）
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。
