フロントガラスについた花粉を落とす方法とは?事前対策も紹介
更新日:2022.03.16
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花粉の悪影響、人だけでなく車にも及びます。
洗車してもすぐに汚れるだけでなく、フロントガラスにこびりつけば視界が悪化。
さらに花粉を放置すれば塗装面に大きなダメージを与えます。
花粉を正しく除去する方法や事前対策を紹介します。
汚れの原因は花粉が放出するペクチン
人体や車、生活環境に影響を及ぼす花粉は主にスギ、ヒノキ、ブタクサの3種類。
時期は2〜10月頃までと、冬を除けばほとんど大気中に漂っていることになります。
とくに2〜4月はスギとヒノキのダブルパンチ。
これに黄砂が加わると、人体も車もノックアウト寸前ですね。
人体はともかく、車は正しい対処法を取ればダメージから逃れることができます。
正しい対処法の前に、まずは花粉が車にダメージを与える理由から説明しましょう。
花粉の大きさは30〜40マイクロメートル。
黄砂やPM2.5のおよそ10倍ほどの大きさで硬い外殻を持っています。
したがって花粉がフロントガラスやボディに積もっただけでは汚れにつながりません。
汚れの原因となるのは外殻が水に濡れると割れ、ペクチンを放出するから。
ペクチンは多糖類で水を大量に吸い、植物の細胞をつなぎ合わせる機能を持っています。
水を吸うと粘りのあるゲル化することが特徴で、これが固着する大きな要素です。
ちなみに果実ジュースやジャムなどの粘性はペクチンのおかげ。
車には大敵でも、生活には欠かせない自然物質なのです。
花粉の落とし方でやってはいけないこと
水分を含んだペクチンは固着する粘性を持っているので、なかなか落とせません。
洗車を疎かにして汚れを放置しておくと、汚れ以上に厄介な問題が発生します。
それは塗装面のダメージ。
固着したペクチンが乾燥すると縮むのですが、その際、固着した部分も縮ませてしまいます。
塗装面に固着すれば、当然、塗装が縮んでしまうのでヒビ割れや凸凹が発生するわけですね。
ペクチンの乾燥によってフロントガラスが割れることはありません。
しかし、ペクチンが固着したフロントガラスは視界が悪くなり、安全運転の支障になります。
花粉はペクチン放出前に除去するのがベスト。
ただし、花粉除去でやってはいけないことがあります。
それは外殻に包まれている花粉を擦ること。
フロントガラスのワイパーを動かしたり乾いた布で拭き取るのは厳禁。
花粉の外殻にはトゲがあるので、擦ると細かい傷がついてしまう場合があります。
ペクチン放出前の花粉を、もっとも効果的に落とす方法は高圧洗浄機による洗車。
高い水圧で花粉を吹き飛ばし、カーシャンプーを使って汚れを洗い流してください。
花粉のシミができたら熱湯を使って除去
外殻が水で濡れてもすぐにベクチンが放出されて固着するわけではありません。
高圧洗浄機がない場合はホースでボディ全体にたっぷり水をかけてください。
その後、カーシャンプーを泡立て、スポンジで泡を塗るように広げていきます。
この時、注意するのはスポンジで擦らないこと。
最後に泡を水で洗い流し、マイクロファイバークロスで撫でるように拭きます。
これで、フロントガラスもボディも花粉から解放されます。
でも、花粉が付着したからといって、すぐに洗車できるとは限りませんよね。
花粉が付着した後に雨が降り、天気が良くなっても洗車できないというケースもあるでしょう。
こういった場合、すでにペクチンが放出されて固着、シミが発生していることがあります。
シミになってしまったら、前述した洗車方法では落とすことができません。
効果的な落とし方は、もうひとつの特徴的な性質を利用することです。
ペクチンは水を含むとゲル状になりますが、熱を加えると分解します。
したがって50〜70℃の熱湯を用意、クロスに含ませた後、シミの部分に当ててください。
固着が頑固な場合、1〜2回の作業では除去できません。
繰り返し、熱湯を当ててシミを取り除きましょう。
なお、フロントガラスは高温の熱湯を当てるとヒビ割れする危険性があります。
フロントガラスにシミができた時は50℃以下の熱湯を使うようにしてください。
最善の事前対策はプロ施工のガラスコーティング
花粉が原因となるフロントガラスやボディのシミ、早期であれば比較的カンタンに落とせます。
しかし、放置するとペクチンが塗装内部に入り込み、塗装に大きなダメージを与えます。
塗装がヒビ割れしたり凸凹ができたりしていたら熱湯では修復できません。
コンパウンドで劣化した塗装面を研磨し、ペクチンが侵食した部分を除去してください。
シミの部分、全てを研磨するのはかなり大変な作業です。
DIYでは無理、と感じたら洗車のプロに任せるのも効果的な落とし方のひとつです。
花粉による汚れやシミ、できれば、事前対策で軽減させたいですね。
その最善策がプロ施工のガラスコーティングです。
ガラスコーティングの特徴は硬くて滑らかな被膜。
花粉が付着しにくく、被膜が花粉のトゲからフロントガラスや塗装面を守ります。
また、雨などでペクチンが流出してもシミにならず、水洗いだけで落とすことができます。
持続力が約3年と長いことも魅力のひとつ。
ガラスコーティングで花粉の汚れを防ぎ、安全で楽しいカーライフを送ってください。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
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