スタッドレスタイヤを自宅で保管する場合の最適な保管場所とは
更新日:2023.03.24
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スタッドレスタイヤは通年使えますが、暑い季節はゴムの減りが早くなります。
冬場、安全走行できるようにきちんと保管しておきましょう。
ただし、保管場所や方法を間違えると劣化してしまいます。
最適な保管場所と正しい保管方法について解説します。
屋外で保管するなら直射日光の当たらない場所
スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの大きな違い。
それはゴム質です。
スタッドレスタイヤは低温時でも硬化しない柔らかいゴム質を使っています。
これが、雪道やアイスバーンでもグリップする要因のひとつ。
ただし、高温時はさらに柔らかくなるため、走行が不安定になります。
降雪や路面凍結の季節が過ぎたら、早めにノーマルタイヤに交換しましょう。
その交換時に問題となるのが保管場所。
前述したように、スタッドレスタイヤは熱に弱い性質を持っています。
夏場、直射日光が当たるところを保管場所にしたら劣化が進むのは明白。
屋内に設けるのがベスト、とはいえ誰もがその条件を満たせるわけではありません。
屋外に保管場所を設ける人は次のシーズンでも安心して使える場所を確保しましょう。
屋内の保管でも油断は禁物
保管場所の確保、といっても難しいことではありません。
直射日光や雨が当たらず、風通しの良い場所を選べばいいのです。
マンションやアパートのベランダでも強度さえ十分なら置き場所になりますね。
その際、注意するポイントはエアコン室外機の近い場所に置かないこと。
室外機からは熱風が出るだけでなくオゾンも放出されます。
オゾン濃度が高くなるとゴムは化学反応を起こし、最悪の場合は表面に亀裂を生じさせます。
屋内だから室外機もないし直射日光も当たらないから安心、と考えるのは早計。
狭い物置だと風通しが悪く、熱もこもりがち。
湿気の抜ける場所がないとカビが繁殖して劣化する恐れがあります。
屋外に置くところがないからといって、押入れなどに入れるのも同じこと。
定期的に換気することを忘れないようにしましょう。
広いガレージでは窓から侵入する直射日光に注意してください。
保管時では直射日光が当たらなくても、時期が変われば太陽の角度も変わります。
また油分がある場所も厳禁。
油分の分子がゴム内に浸透するとゴムの分子を切断してしまいます。
室内といってもガレージや物置の床、意外と汚れています。
洗い流したつもりの洗剤が残っていたり、カーケミカル用品の垂れた跡があったり。
屋内に置き場所を設ける時は床面がきれいであることを確認しましょう。
劣化予防に効果があるタイヤカバー
屋外で、どうしても直射日光や雨が当たる場所しか保管場所がない。
そんなケースでも劣化を防ぐ方法があります。
それはタイヤカバーをかけること。
伸縮性のあるタイプや紫外線をカットするタイプなどさまざまな種類があります。
購入する際は先にタイヤの置き方を決めましょう。
4本を横にして縦積みにするのであれば、上から4本まとめて被せるフルカバーがおすすめ。
手間がかからず、場所も取りません。
ただし、最下部のタイヤには他のタイヤの荷重がかかります。
定期的に上下位置を変えて、荷重による変形を防いでください。
また最下部のタイヤを地面に接地させると湿気や汚れで傷む恐れがあります。
専用の台を設け、その上に乗せれば風通しや水はけが良くなります。
置き場所のスペースが広い場合はタイヤラックを使いましょう。
タイヤを立てた状態で4本を別々に保管できるので重量による劣化を防ぐことができます。
タイヤカバーは1本用が最適。
持ちやすく、タイヤ装着位置を記入できるので、次のシーズンでスムーズに作業できます。
なお、購入の際はタイヤサイズに適合したカバーであることを確認してください。
またタイヤを立てた状態で保管する時も、荷重のかかる部分を回転させて変えましょう。
保管前に洗浄と点検
保管場所が決まったら、保管前に洗浄を行いましょう。
タイヤとホイール、意外に汚れています。
路面にはホコリやチリ、砂や泥、油分に大気中の化学物質まで落ちています。
それらを巻き上げて走るわけですから、タイヤが汚れるのは当然のこと。
この汚れをそのまま放置して保管すると劣化の原因になります。
とくに雪道を走った場合、注意したいのは塩分が主原料の融雪剤。
しっかり落とさないとタイヤだけでなくホイールの錆びの原因になります。
洗浄方法は基本的に水洗いだけ。
たっぷり水をかけ、ブラシでタイヤやホイールの表面を擦ってください。
表面に油分が残っていると感じたら、薄めた中性洗剤を使いましょう。
ブラシで擦った後は水をかけ、泡が完全に落ちたら保管場所で乾燥させます。
洗浄の次は溝のチェック。
石などの異物が挟まっていないことを確認してください。
挟まったままだとゴムが変形するだけでなく、次に使う時、パンクする危険もあります。
タイヤを横置き縦積みで保管する場合は空気圧を少し下げておいた方が無難。
内圧が減るのでゴムへの負担を軽減できます。
なお、立てて保管する場合は空気圧を減らさないようにしてください。
タイヤ下部のゴムがたわんでしまい。劣化の原因になります。
上記の作業を終えたら、保管場所にカバーをかけて収納。
次のシーズンまで、しばらくお休みしてもらいましょう。
スタッドレスタイヤの万全な保管で、安心のカーライフを送ってください。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
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