車のバッテリーの寿命は何年?長く使うコツとは?
更新日:2024.03.05
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車の電装部品はバッテリーに蓄えた電気を利用して作動します。
バッテリーは発電機によって充電できますが、消耗品なので寿命があります。
電装部品の使い方や車の運転の仕方次第で寿命は長くなったり短くなったり。
バッテリーの平均的な寿命や長く使うためのコツを解説します。
車はバッテリーがなければ動かない
エンジンを始動させるためのスターターを回すには電気が必要。
メーター類がきちんと作動するのも電気のおかげ。
他にも暗くなった時のライトや曲がる時のウインカー、停止する時のストップランプ。
走行するためだけではありません。
暑い時や寒い時のエアコンにルートを表示するカーナビなど快適環境にも電気が必要。
車は電気がなければ走ることもできないのです。
この電気を供給する元になっているのがバッテリー。
エンジンの回転を利用するオルタネーターで充電できる仕組みになっています。
つまり走行している時やアイドリング時であれば電力不足になることはありません。
ただし、バッテリーは消耗品なので寿命が来ると充電できなくなります。
バッテリー内部にあるのは二酸化鉛と鉛、希硫酸のバッテリー液。
これらの化学反応によって充電と放電の両方が可能になっています。
しかし充放電を長期にわたって繰り返すとサルフェーションが発生します。
これはカンタンに言うと希硫酸が内部の鉛を結晶化してしまう現象。
結晶がある程度溜まってしまうと放充電できなくなります。
バッテリー上部にサルフェーション、白い結晶が見え始めたら交換時期と考えましょう。
バッテリーの性能が低下する原因
一般的なバッテリーの寿命の目安は2〜5年といわれています。
寿命期間の幅が広いのは、それだけ使い方次第で長持ちする、ということ。
これは最近、いろいろな車に搭載されているメンテナンスフリーバッテリー(MF)でも同じ。
ちなみにMFと一般的なバッテリーの違いは内部のバッテリー液の蒸発が少ないというだけ。
使い方次第では一般的なバッテリーよりも寿命が短い場合だってあるのです。
バッテリーの寿命が短くなる原因のひとつとして上げられるのが充放電回数が少ないこと。
化学反応を起こさないとサルフェーション現象が起きやすくなるからです。
夜間走行が多い、極端に寒い時期または暑い時期に乗る機会が多い、というのも原因。
充電よりも放電が多いとバッテリー本体の機能が弱まります。
またバッテリーの適温は5〜25℃といわれています。
これ以下、または以上になると充電速度が遅くなったり100%充電に達しません。
バッテリーが弱ってくると電圧が下がり、いいろいろな症状が出てきます。
その兆候を見逃さないようにしてください。
バッテリーが弱くなってきた時の見分け方
バッテリーの電圧が下がると電装部品の動きが悪くなります。
顕著な例はもっとも電圧を必要とするセルモーター。
バッテリーが正常な状態、12.5V前後あれば問題なくセルが回ってエンジンを始動できます。
しかし電圧が下がった状態ではセルの回りが悪くなり、最悪の場合は回らなくなります。
セルモーターの動きが悪い原因は他にもあるので、電圧低下だけとは限りません。
でも「エンジンのかかりが悪いな」と思った時はバッテリーの電圧を調べてみましょう。
もっともカンタンな方法はパワーウインドウの開閉。
電圧が下がると機能に負荷がかかり、開閉速度が遅くなります。
DIYでバッテリーの状態をチェックする方法もありますが、専用の機器が必要。
確実にチェックするなら民間の整備工場などプロに任せるのがベスト。
専用のチェッカーで電圧の他、電流値や比重なども調べてくれます。
電圧で11Vを下回るようだったら寿命、交換時期と判断しましょう。
バッテリーの寿命を延ばすコツ
バッテリーは使い方次第で寿命を長くすることもできます。
乗る機会が少ない人は週1回、エンジンを30分ほど回しましょう。
これだけで充放電の回数を増やすことができます。
またエンジンは定期的に回す方が機関の状態を良好に保つことができます。
できればアイドリングだけでなく、10〜20km程度のドライブをおすすめします。
一般的なバッテリーはバッテリー液が蒸発して少なくなります。
バッテリー側部に表記されているLOWER LEVELまで液量が下がっていたら危険信号。
UPPER LEVELのラインを越さないようにバッテリー液を補充してください。
バッテリー液はガソリンスタンドやカーショップで販売しています。
補充方法はとてもカンタン。
バッテリーに液口栓があるので、それをコインやドライバーで開けます。
次にUPPER LEVELのラインを見ながらバッテリー液を注ぐだけ。
注意点としては必ずエンジンを切った状態で作業すること。
それから車をできるだけ水平に保つことです。
液口栓の回りにバッテリー液をこぼしたら必ず拭き取ってください。
放置しておくとショートする場合があります。
その際、希硫酸がこぼれていることもあるので、必ず手袋を着用しましょう。
バッテリー液のチェックは3ヶ月毎、最低でも半年に1回は行ってください。
その他、夜間では多数の電装部品を同時使用しないこと。
エンジンをかけない状態では電装部品を使わないこと。
これらもバッテリーの寿命を長くさせることにつながります。
健康な状態のバッテリーで、快適なカーライフを送りましょう。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
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