ブレーキフルードとは?塗装にダメージを与えるって本当?
更新日:2019.07.08
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車にはブレーキフルードという成分が使われています。
このブレーキフルードが塗装にかかると、大きなダメージを与えると言われているのですが本当でしょうか?
ここではブレーキフルードとは何か?またブレーキフルードと塗装の関係について紹介していきます。
ブレーキフルードとは?
ブレーキフルードとは車にとって欠かすことのできない非常に重要な存在です。
車のエンジンルームの中には、リザーバータンクと呼ばれるタンクがありますが、そこに茶色っぽい液体が入っているのが確認できるでしょう。それがブレーキフルードと呼ばれる液体です。
ブレーキオイルとも呼ばれていて、こちらの名称で聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
ブレーキフルードはブレーキという言葉が含まれていることからわかるように、ブレーキの制御に関係しています。普段の走行中、ブレーキペダルを踏むと、スムーズにペダルが踏み込め、同時にブレーキがかかるようになっています。
ブレーキペダルは足の力で踏み込むと同時に、ブレーキフルードによって油圧が働き軽く踏めるようになっています。そのためエンジンを切った状態でブレーキペダルを踏んでみると、重くていつものようにペダルが押し込まれていかないのがわかるはずです。走行中は油圧の力によってペダルを踏みやすくなっているのです。
この油圧を働かせているのがブレーキフルードというわけです。
つまりブレーキを正常に作動させるためにはブレーキフルードが必須と考えておけば良いでしょう。
ブレーキフルードに使われる成分
ブレーキフルードに使われる成分は大きく分けて3つ、グリコール系とシリコン系と鉱物油系があります。
シリコン系と鉱物油系のブレーキフルードはレース用など、一部の特殊な車にしか使われていないため、主流となっているのはグリコール系です。私達が普段乗っている車の多くは、グリコール系の成分がブレーキフルードとして使われていると言えます。
そこで今回はグリコール系に絞って話を進めていきます。
グリコール系のブレーキフルードは一般的で、よく使われる成分ですが、それはグリコール系が使いやすい成分だからです。他の成分と比較して特性が優れていて、その結果として多くの車に使われています。
ただし欠点もあり、塗装に付着した場合などに大きなダメージを与えてしまうことがあります。
万が一ブレーキフルードが塗装に付いた場合に備えて、正しい対処方を覚えておくことも大切です。ブレーキフルードは2年から4年くらいの頻度で交換する必要があり、交換作業中に塗装に付いてしまう可能性もあります。
ブレーキフルードが塗装に与えるダメージとは?
ブレーキフルードが車のボディに付いてしまうと、成分が塗装に染み込んでいきます。
染み込むとどうなるのかというと、膨潤と呼ばれる、塗装を膨らませる働きをしてしまいます。塗装が膨らむと体積が増えてしまい、劣化や見た目の悪さにつながります。ブレーキフルードは塗装にとって大敵なのです。
多くの車はコーティングをしているため「コーティング剤によって守られているから大丈夫だろう」と考えてしまいますが、そうではありません。ブレーキフルードの厄介なところは、コーティング剤を通って塗装に染み込んでしまうという性質を持っていることです。
ガラスコーティングなど、コーティング効果が高いものを使っていても、ブレーキフルードはどんどん染み込んでいってしまいます。そのためコーティング剤では防ぐことができず、とにかくボディに付着しないよう気を付けるしかありません。
ブレーキフルードが付着したらすぐに水洗いを
万が一ブレーキフルードが車のボディなどに付着してしまったら、すぐに水洗いをして十分に洗い流しましょう。時間が経てば経つほど塗装に浸透してしまいますので、時間が大きなポイントです。すぐに水でよく洗い、完全にブレーキフルードを落としましょう。そうすれば塗装に与えるダメージも最小限に抑えられます。
もちろんボディなどに付着させないのが理想的ですが、交換作業などで付着してしまうこともあります。そうした時はとにかくたっぷりの水を使って洗い流してあげましょう。カーシャンプーを使ってもかまいません。洗剤を使えばより落としやすくなります。
ただ、手元にカーシャンプーがあるとは限らないので、その時は水だけでも良いのでしっかりと洗いましょう。
まとめ
ブレーキフルードはブレーキを作動させるために必要不可欠なオイルです。
ですが同時に塗装に与えるダメージも大きく、塗装を膨潤させ大きく劣化させる原因にもなります。ブレーキフルードの交換の時などは細心の注意を払い、ボディなどに付着しないよう気をつけましょう。
もしも付いてしまった時は、カーシャンプーを使ったり、水を使ったりしてよく洗い流します。
ブレーキフルードが塗装に浸透してしまう前に洗い流すことが大切です。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
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