車内掃除で車の中を快適に！必要な道具や方法をチェック
更新日：2020.02.21
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車の運転、車内がキレイだと快適ですね。とくに小さい子供を乗せる家族は衛生面でも安心できます。
車内の掃除に特別な道具は要りません。家庭用の掃除グッズだけでキレイにできます。
洗車の際はボディだけでなく、車内もピカピカにしましょう。
穏やかな天気の休日は車内掃除に最適な日
車内は意外に汚れています。乗り降りするだけで、靴についた外の小石や泥、洋服についたホコリが車内に入ります。小さな子供がいる家庭では、食べこぼしや飲料のシミもあるのではないでしょうか。
車内は家の中ほど頻繁に掃除ができるわけではありません。それぞれの汚れはわずかでも、積み重なれば目立ってきます。塵も積もれば山となる、のことわざ通りですね。
よく晴れて穏やかな天気の休日は、車内掃除日和です。ドアを全開にして車内の空気を入れ替えながら、徹底的に掃除しましょう。
用意するのは家庭内にある掃除グッズ。特別なカーケア用品がなくてもキレイにできます。なお、ドアを全開にした時は車内灯やドア灯のスイッチを必ず切ってください。つけっぱなしはバッテリー上がりの原因になります。
ルーフトリムの汚れはセスキ炭酸ソーダで落とす
掃除は上から下が基本。車内も同じです。したがって最初はルーフトリム（天井内張り）から。大きなゴミがついているわけではありませんが、空気中の汚れが付着しています。
用意するのは霧吹きスプレーとセスキ炭酸ソーダ。重曹よりも水溶性が高く、人体に影響が少ない無機化合物なので安心して使えます。
手順は以下のようになります。
・ルーフトリムの掃除
①霧吹きスプレーに30〜40℃のお湯を入れ、ルーフトリム全体に吹きかけます。
②滴が車内を汚さないように、シートにはビニールをかけておきましょう。
③4〜5分放置します。
④霧吹きスプレーにセスキ炭酸ソーダを入れ、ウエス（またはタオル）に吹きかけます。
⑤ウエスで全体を拭き取ります。
⑥車内換気を行い、しっかり乾かします。
注意点はムラを残さないことです。セスキ炭酸ソーダの吹き残しはシミの原因になります。汚れが残っていると、ルーフトリムがまだら模様になってしまいます。一気に拭き取りを行いましょう。
ウィンドウをキレイにして安全運転
ウィンドウのガラスが汚れていると、大変危険です。とくに雨の日や夜間、必要以上に神経を使わなければなりません。車内外ともにキレイにして、視認性を常に高めておきましょう。
使うグッズはガラスクリーナーとマイクロファイバークロス、タオルです。
手順は以下のようになります。
・ウィンドウの掃除
①汚れがひどい場合はタオルを濡らして水拭きします。
②ガラスクリーナーを適量（ゴルフボールぐらい）ウィンドゥに吹きつけます。
③乾いたタオルで全体へ伸ばすようにしながら拭き取ります。
④マイクロファイバークロスで磨きます。
注意点は、こちらも拭き残しがないようにすること。ガラスクリーナーの拭き残しには油分が含まれます。
吹き残し部分は夜間、ライトによって乱反射するため、視認性が悪くなります。
拭き取った後、光の当たるいろいろな角度で眺めて、乱反射がないことを確認してください。
ファブリック地はハンディクリーナーでホコリを取る
シートの掃除は、車内をキレイにするためのとても重要なポイントです。ただし、シートの材質によって掃除の方法が変わってきます。
まずは、汚れが付着しやすいファブリック地から説明しましょう。
用意するのはルーフトリムで使用したセスキ炭酸ソーダ、ウエス、それにガムテープ。
それらとホコリを出すための布団たたき。
カーペットの汚れを取るコロコロや、充電式ハンディクリーナーがあると便利です。
・ファブリック地シートの掃除
①大きなゴミはコロコロやガムテープで取り除きます。
②ファブリック地の部分を布団たたきで軽く叩きます。
③ホコリが出たら充電式ハンディクリーナーで吸い取ります。
④セスキ炭酸ソーダをウエスに染み込ませ、表面を拭きます。
注意点は、座面と背もたれの隙間のゴミを掻き出すこと。小さな子供が車で飲食した時、食べこぼしが落ちやすい場所です。
本革や合成皮革のシートは、固く絞ったタオルで拭くだけです。洗剤や皮用ワックスの使用は厳禁。表面のコーティングが落ちてひび割れやツヤを失う原因となります。
フロア掃除は洗車場の車内掃除機も効果的
フロアはもっとも汚れている場所。マットを外して充電式ハンディクリーナーを使い、ゴミを確実に取りましょう。洗車場に車内掃除機を設置しているガソリンスタンドもあります。これを利用するのも効率的な方法です。
マットはフロア以上に汚れているので、手順を守ってしっかり洗浄してください。
用意するのは中性洗剤と洗車用ブラシです。
・フロアマットの掃除
①フロアから外し、布団たたきでホコリを落とします。
②表面を水洗いします。
③中性洗剤を1〜2ccほど垂らし、洗車用ブラシでゴシゴシ洗います。
④再び水洗いして洗剤をきちんと落とします。
⑤完全に乾燥するまで干しましょう。
マット洗いの注意点は中途半端な乾燥状態で車内に入れないことです。生乾きはイヤな臭いの元。
この臭いが車内に充満すると悲惨です。
これまでの掃除の方法を見て分かるように、車内掃除には天候の条件があります。前述したように、よく晴れて風のない日。この条件が揃っているからといって、必ず車内掃除ができるわけではありませんね。また本皮や合成皮革のシートは掃除に神経を使います。
「そんな手間をかけられない」という人は、プロの施工によるシートコーティングがおすすめ。
掃除の手間が省けるだけでなく、汚れの予防にもなります。
車内をいつもピカピカに保ちたいのであれば、シートコーティングのプロに相談してみましょう。
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中山裕貴（PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー）
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
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