車のカラーは何を基準に決めるべき？人気のカラーは？
更新日：2020.04.17
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今、高級車から軽自動車までボディカラーは多種多彩です。性別や年齢層に合わせた色調まで用意されています。購入者にとって選択肢が増えるのは結構なこと。
でも『好きな色』という基準だけでは、デメリットが生まれることもあります。
高級セダンだっていろいろなカラーが選べる！
2013年、保守的なクラウンにショッキングピンクが加わって世間を驚かせました。約650台の限定販売であったことから注文が殺到。高級車は黒か白、という常識を覆し、個性的な色でも売れることを証明しました。15代目となる現行クラウンは、さらに派手になっています。夜霞（ヨガスミ）や天空（ソラ）などジャパンカラーが5色。スタンダードな白や黒はトーンを変えて7色用意しているところがいかにもクラウンです。
そして昨今は、他の車種も豊富な色揃えです。とくに軽自動車。
パーソナルな用途が強いカテゴリーだけに、色も訴求対象に合わせて細分化しています。女性向けにはパステル調やワインレッドなどシックな色調。男性向けには躍動感のあるポップ調やプリントを施したスポーティー調など。
またツートンカラーが増えたことも特徴のひとつですね。
どの色を選べばいいか、迷う人もいるでしょう。もちろん、選び方は『好きな色』が最優先。
しかし車は長く乗るだけに、他の要素も考えてから選んだ方が賢明です。
人気の白や黒は査定も高い！
ボディカラーで人気ダントツなのは白。次が黒です。この人気度、世界的な傾向です。車種によって変わってくるものの、白は清潔感、黒は重厚感から人気があります。日本に限っていえば、白の中でも人気があるのはパールホワイト。キラキラ系ですね。
単純な白は、商業車のイメージも手伝って人気度はやや下がります。白や黒のデメリットは汚れが目立つことなので、洗車が苦手、洗車する時間があまりない、という人には不向きと言えます。とくにパールホワイトは洗車を怠ると黄ばんでくるので要注意。
メリットとしては、下取りや買取りの査定が比較的高くなることです。
白や黒は中古車市場でも人気の高い色。在庫として残りにくいので、中古車業者も歓迎します。
洗車の頻度が少ない人向きなのは、黒に次いで人気のシルバーやグレー。中間色で光を強く反射するため、汚れがあまり目立ちません。
もちろんきれいに洗車すれば高級感がでることも人気の理由です。以前、グレーやシルバーは『おっさんカラー』と呼ばれていました。
高級セダンにこの色を合わせると確かに呼称通り。
しかし、最近ではシルバーやグレーが似合うスポーティー車もあります。ポルシェにいたってはシルバーがイメージカラーですね。
車種の選び方を間違えなければ、この2色でも立派に映えます。
ランク圏外でもツートンが人気のワケ
人気順位はこの後、赤や青、茶、黄色と続いていきます。軽自動車を中心に流行っているツートンカラーはベストテン圏外。だからと言って人気がないわけではありません。単純に販売台数の差です。
白や黒に比べると極端に数が少なく、売れていても圏外になってしまうのです。軽自動車は規格フルサイズと言ってもやはりコンパクト。
スタンダードな色よりも、ビビッドな色の方が目立つというメリットがあります。
軽自動車のジャンルは幅広い趣味性も特徴。
SUVタイプや女性向けワゴンは、最初からビビッドな色が似合うデザインです。ダイハツのムーヴキャンパスのように、ツートンをイメージカラーにしている車種もあるほど。中古車市場でも目立つ色は人気があるので、査定が下がることはありません。
ただし、あまり個性的な色は敬遠されます。
ブラウンとグレー、パープルとブラックなどのダーク系ツートンはかなり人気薄です。
好きなボディカラーを維持するならカーコーティング
最近の塗装は、どのメーカーも凝っています。最近のマツダはイメージカラーのソウルレッドを全車種に採用していますね。
特別塗装なので若干割高です。その分、匠塗と称する塗装技術で、従来のレッドにはない深みを実現しました。
また日産は小傷を自己修復するスクラッチシールドを採用しています。
他のメーカーもそれぞれ、塗装には一工夫しています。
車のボディカラーを選ぶ際、これらの付加価値も検討した方がいいですね。
でも、どれほど美しいボディカラーを手に入れても、メンテナンスを怠ると魅力が半減します。こまめな洗車とワックスがけが大切ですが、お気に入りのボディカラーを維持するのは意外と大変です。
手間と時間を節約するならプロのカーコーティングがおすすめ。カーケミカル用品にはない高強度な皮膜を施すので洗車はカンタンな水洗いだけ。
塗装が持つ本来のカラーや深み、艶を長く維持できます。
なお、プロのカーコーティングにはいろいろな種類、技術があります。自分の車種や予算、好みに合わせて選びましょう。
もちろん、分からなくてもスタッフに相談すれば最適なカーコーティングを見つけてくれます。
ちなみにカーコーティングしていると、査定が上がる可能性もありますよ。
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中山裕貴（PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー）
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
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