車のワックスがけはどれくらいの頻度で行うもの?
更新日:2021.01.29
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ボディカラーの保護剤として依然、根強い人気を持っているのがワックス。
しったりとした独特の艶が魅力のひとつですね。
でも、ワックスにはデメリットもあります。
ワックスがけの頻度や方法、そのデメリットを紹介しましょう。
ワックス本来の艶を求めるならカルナバロウ
ワックスは日本語で蝋(ロウ)。
加熱すると低い温度で溶ける油脂状物質の総称です。
木材や床磨きなどにも使われていることから、車専用の用語でないことが分かりますね。
むしろ、最初に車の艶出し用として使われたのは木材磨きのワックス。
現在では進化して、固形や半練りだけでなく、液状や拭き取り不要のタイプまであります。
車専用ワックスの原料は元来、植物系の油脂。
これがしっとりとした艶を生み出すわけですね。
ただし、これだけでは固まってしまうため、石油系の成分で溶けやすいようにしています。
液状や拭き取り不要タイプのメリットは、お手軽であること。
その分、植物系油脂の含有量が少ないため、ワックス本来の艶を出すことができません。
しっとりとした艶を求めるなら、カルナバロウ含有率の高い固形タイプを使用しましょう。
カルナバロウはブラジルのカルナバ椰子から取れる油脂。
価格は若干高めですが、同じ固形でも価格が安いタイプは石油由来のパラフィンが主成分。
ワックスがけは手間がかかります。
同じ手間なら、カルナバロウ含有ワックスを使って美しく仕上げましょう。
ワックスがけの手間を省くポリッシャー
固形ワックスの持続期間は、一般的に2〜3ヶ月と言われています。
紫外線の強い夏場や屋外駐車といった場合は、この持続期間が短くなります。
意外に短いですね。
そうなるとワックスがけの頻度が増えて大変。
お手軽な液状や拭き取り不要タイプが出てくるのもうなずける話。
「だったら、厚く塗れば持続期間も長くなるのでは?」と思いますよね。
しかし、厚く塗っても無意味。
ワックスで形成される被膜は約0.55ミクロン。
それより厚い部分はすべて拭き取られます。
ボディを真っ白にするほど塗っても、拭き取りが大変になるだけです。
ワックスがけのコツは薄く塗り込むこと。
それでも拭き取り作業はけっしてラクではありませんね。
この作業を軽減できるのがポリッシャーです。
ポリッシャーとはパフ付きのディスクが回転して研磨する電動工具のこと。
先端のパフは交換できるので、スポンジ状を取り付ければワックスがけもできます。
ただしワックスがけをする場合、研磨剤が含有されているタイプは使用不可。
ボディに渦巻状の細かいキズがつくこともあります。
もっとも、研磨剤入りは手作業でも丸く塗り込むのは禁物。
ワックスは研磨剤の入っていないタイプを選んだ方が無難です。
ポリッシャーはコードレスの充電式もあります。
これなら電源がない場所でも、ワックスがけできるスペースさえあれば使えますね。
ワックスがけの頻度が多い人にとって、便利な電動工具です。
流れ落ちてしまうのがワックスの欠点
ワックスをかけた後は、しっとりとした深い艶が生まれ、小さな水玉がコロコロと落ちる撥水性もプラスされます。
愛車に惚れ惚れする瞬間ですね。
でも、ワックスの被膜は長持ちしません。
雨や洗車によって流れ落ちてしまうのです。
これが、ワックス最大の欠点。
とくに雨が続いた後。
「夜間、ワイパーを使うとギラギラの油膜ができて視界が悪くなった」「サイドミラー下のボディに黒い筋状の水垢ができた」などのトラブルが起きやすくなります。
これらは、ワックスがボディから流れ落ちる時に発生するデメリットです。
視界確保のために油膜取りは欠かせませんし、水垢取りはこまめに作業する必要があります。
ワックスがけの頻度を高めるほど、発生するデメリットに対処しなければなりません。
車磨きが大好きな人ならともかく、それほど手間をかけたくない人には面倒です。
その面倒を省くために生まれた被膜剤が、ボディコーティングです。
デメリットを解消するプロ施工のコーティング
ボディコーティングは主に2種類あります。
ひとつはポリマー系成分を主体にしたタイプ。
市販されているコーティング剤はほとんどがポリマー系です。
フッ素やシリコンなどの複合原料となっており、ボディ表面をツルツルに仕上げます。
撥水効果は高いものの、やはり石油由来なのでワックスのようなしっとりとした艶は出ません。
また持続性も3〜6ヶ月程度。
これではワックス以上の優位性があまり感じられませんね。
もうひとつはプロが施工するガラスコーティングです。
ガラス系を主成分としている被膜の特徴は硬いこと。
ボディカラーだけでなく、ボディそのものを保護します。
しかし凝固が早いため、DIYで作業するのは極度に難しくなります。
専門業者であれば専用の液剤と器具、蓄積された技術があるから可能なわけですね。
表面の硬さはワックスやポリマー系のようなデメリットを発生させません。
洗車は定期的な水洗いだけで汚れを落とすことができます。
ワックスのように流れ落ちることもありません。
なにより優れているのは持続性。
一般的なガラスコーティングであれば、約3年は持ちます。
またポリマー系と違い、ワックスに劣らぬ深い艶と鮮やかな輝きを与えてくれます。
ワックスに限界を感じたら、プロ施工のボディコーティングを検討しましょう。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。