ハイビームをLEDにするメリットはある?
更新日:2021.02.03
↓コーティングするならジャバへ↓
https://www.java-style.com/
ハイビームの正式名称は走行用前照灯。
ロービームよりも遠く、広く照射するためのヘッドライトです。
最近、ハイビームをLED化する人が増えてきました。
LEDに替えるメリットとデメリットを解説しましょう。
3種類のヘッドライトバルブそれぞれのメリット・デメリット
ハイビームLED化メリットの前に、ヘッドライトバルブの種類と特徴を知っておきましょう。
ヘッドライトのバルブは以下のような3種類があります。
・ハロゲン
ガラス球の中に電熱線があり、これを熱することで光源とするバルブ。
価格が比較的安いこと、交換が簡単であることが特徴です。
一般的なハロゲンランプは、現在主流のLEDに比べると明るさに乏しいのがデメリット。
また電熱線には寿命があるため持続性も短く、平均5年前後で交換時期となります。
・HID
電極間のアーク放電を光源としているバルブで、簡単に言うと蛍光灯と同じ原理です。
現在使われている一般的なバルブの中では、もっとも明るいのが特徴。
またハロゲンランプのように電熱線が切れることはないので、寿命が長いこともメリット。
デメリットは部品数が多いため、高価なこと。
また高電圧を使用するので、取り付けには専門的な技術が必要となります。
ディスチャージやキセノンと呼ばれるバルブもHIDと同じ種類です。
・LED
半導体に電気を流して発光させるバルブ。
現在のヘッドライトバルブの主流になっています。
メリットは消費電力が少なく、シンプルな構造なので交換作業も簡単なこと。
バルブが小さいので、ヘッドライトの形状を自由にデザインできることも特徴です。
ただし、半導体放熱部品は大きいので他のバルブとの交換が不可能な場合もあります。
HIDに比べると、意外に暗いのがデメリット。
HIDやLEDに比べるとデメリットの多いハロゲンのバルブ。
しかし、今でも一部の車種にはハイビームに使用されています。
その理由を次章で説明しましょう。
ハイビームにハロゲンが使われる理由
ハロゲンバルブの特徴は熱量を光源にしていること。
これ、実は降雪地帯でとても大切なのです。
LEDは光源に熱がないので、ヘッドランプカバーについた雪を溶かすことができません。
当然、カバーについた雪は光源を遮断するので暗くなり、安全な運転が困難になります。
LED使用の輸入車、最近はヘッドライトカバーにワイパーやウォッシャー装備が増えていますね。
これは汚れだけでなく、雪を取り除く目的もあるからなのです。
HIDも熱を発しますが、ハイビームには向いていない欠点があります。
それは最高光量に達するまで少し時間がかかること。
走行中、ハイビームに切り替えた瞬間に暗い視界になっては安全な運転ができません。
また対向車に合図を送るパッシングも、相手に伝わりにくくなります。
その点、ハロゲンは瞬時に最高光量を発するのでハイビームに向いているのです。
以上が、ハイビームにHIDではなくハロゲンを使っていた理由です。
しかし、前述したようにハロゲンは寿命が短く消費電力も高め。
そのデメリットを解消できる代替品としてクローズアップされたのが、LEDハイビームです。
少ない消費電力に加え、ハロゲンと同じように瞬時点灯が可能。
発熱こそないものの、寿命も長いとあれば交換するだけのメリットは十分に備えています。
LED化するなら配光調整を忘れずに!
LED交換は4灯式、ハイビームにハロゲンを使用していることが条件となります。
使用するLEDバルブの型式はHB3。
HB4という型式もありますが、これはロービーム用なので間違えないようにしてください。
バルブ交換したことのある人であれば簡単に作業できます。
注意する点は、車種によって配光調整が必要になる場合があること。
HB3はヘッドライト内のリフレクター(反射板)を使って光を拡散します。
リフレクターは同一形状ではなく、車種によって異なります。
その車種のリフレクターに合わせて配光しないと、十分な明るさが得られません。
LEDバルブにはトルクネジの調整機構がついているので、暗いと思ったら必ず調整しましょう。
ちなみに車検ではロービームだけでなくハイビームもチェックする場合があります。
その際、基準値以下(100mまで照射)では車検が通りません。
それから色。
保安基準では、前照灯の灯光色は白色と定められています。
カッコいいからと青色や黄淡色などにすると、車検に通らないことを覚えておきましょう。
プロのヘッドライトコーティングだけで明るさを確保できる!
ハイビームのLED化、メリットはあっても費用と手間がかかります。
交換したからといって極端に明るくなるわけではないのも事実。
もしヘッドライトが暗いと感じたら、カバーの汚れを確かめましょう。
最近のヘッドライトカバーはポリカーボネート製が主流を占めています。
強度があり、割れても飛散しにくいことが特徴ですね。
反面、樹脂製なので大気中の汚れが付着しやすいデメリットがあります。
黄ばんだり、くすんだりしていたら汚れている証拠。
水洗いやカーシャンプーでは落ちないので、専用クリーナーが必要になります。
雨上がりはとくに汚れやすいため、けっこう頻繁に掃除しなければなりません。
かなり、手間です。
その手間を省くなら、プロの施工によるヘッドライトコーティングがおすすめ。
ポリッシャーで徹底的に磨いた後、プロ専用の硬い被膜でコーティングしてくれます。
市販品のコーティング剤と違い、持続性が高いことも特徴。
クリアなヘッドライトカバーは夜間の安全な明るさをつねに確保してくれます。
もちろん、フロントマスクのルックスだって格段に向上すること間違いなしです。
ぜひ検討してみてください。
↓コーティングするならジャバへ↓
https://www.java-style.com/
中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。