サイドスポイラーの効果とは?傷を防ぐポイントもチェック
更新日:2021.03.10
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サイドスポイラーはドレスアップパーツのひとつ。
ボディシルエットをスポーティに演出します。
でも、注意しないと傷だらけになることも。
サイドスポイラーが持つ特徴と、傷を防ぐ方法について説明しましょう。
サイドスポイラーは空力効果よりドレスアップ
今やドレスアップのためのカスタマイズとしてエアロパーツは欠かせません。
このエアロパーツ、元来はレーシングカーのために開発されました。
空気抵抗は高速走行の大きな壁。
さらに、フロア下部に空気が流れ込むと揚力が発生し、車全体を浮き上がらせます。
浮き上がれば当然、タイヤの接地面積が少なくなってパワーはロス。
この空気抵抗を減らし、ボディを路面に押し付ける役目がエアロパーツです。
いわゆるダウンフォースですね。
サイドスポイラーは別名、サイドスカートなどとも呼ばれています。
取り付け場所はフロントタイヤハウス後方からリアタイヤハウス前方までのドア下。
レーシングカーではサイドからボディ下部に流入する空気を防ぎ、整流する効果があります。
ただし、一般的な車種ではボディサイドの整流効果はあっても流入までは防げません。
その理由はレーシングカーに比べ、路面とフロア下部の隙間が大きいこと。
高速走行では直進安定性が若干向上しますが、その差はわずかです。
サイドスポイラーはあくまでドレスアップパーツと考えましょう。
社外品の取り付けは路面間隔に注意
サイドスポイラーは純正品の他、社外品も多く出回っています。
社外品を取り付ける際は保安基準に適合していることを確認しましょう。
適合していないと車検に通らず、せっかく取り付けても外さなければなりません。
サイドスポイラーのはみ出し基準は全幅から10cm以内。
最低地上高は変わっても車検は通ります。
ただし、取り付けが不十分または突起物などがあると車検に通りません。
第一、取り付けが緩かったり不具合があったりすると外れたり落下したりして大変危険ですね。
また路面に対してわずかな隙間しかないと、路面の突き上げで底部を擦ります。
たとえ取り付けがしっかりしていても、衝撃が落下原因になることもあります。
路面との間隔を十分に確保できるサイドスポイラーを選んでください。
なお、ディーラー車検では純正品以外のパーツがついていると受け付けない場合があります。
事前に確認し、受けられない時は一般の整備工場などに依頼しましょう。
保安基準に適合していればサイドスポイラーを外さなくても車検を実施してくれます。
サイドスポイラーの修理は大変な作業
サイドスポイラーの素材は主にPPやABSなどの樹脂。
バンパーとほぼ同じ素材と考えればいいでしょう。
樹脂を使う目的は形成がカンタンなこと、それから軽量化です。
エアロパーツ本来の目的は空気抵抗の軽減と整流。
取り付けることで車重が増えてしまっては装着の意味がありません。
でも、樹脂ってすぐに傷がつくんですよね。
とくに縁石。
ちょっとの注意不足でガリッとやってしまいがち。
それから前輪が巻き上げる小石。
気がつくとヤスリで削ったような跡がついている、なんてことも珍しくありません。
樹脂製であっても、傷の修理はボディと同じ。
耐水ペーパーで傷を擦り、下地処理をして、カラー塗装にクリア塗装…。
かなり手間のかかる作業です。
傷が深いとパテ塗りまでしなければなりません。
面倒な手間を考えたら、傷は修理よりも予防策が大切ですね。
傷防止の最善策はプロ施工のガラスコーティング
サイドスポイラーの傷防止、手っ取り早いのはプロテクターをつけること。
でもサイドスポイラーと同じ色を見つけるのは難しいし、見た目も悪くなります。
見た目重視なら透明の保護フィルムを貼るという方法があります。
厚めのタイプを選べばサイドスポイラーに直接つく傷を軽減できます。
カーショップなどで販売されており、価格も手頃。
ただし、貼るにはちょっとしたコツが必要です。
途中でシワが寄ったり空気が入ったりすると見栄えが悪くなり、再施工するハメになります。
保護性能を高めるなら、プロ施工によるガラスコーティングがベスト。
市販品のコーティング剤と大きく異なるのは硬度です。
コーティングの硬度はJIS規格の鉛筆硬度、引っかき傷に対する強さが基準。
一般的なプロ施工のガラスコーティングは9Hです。
国産車の塗装はほとんどが2〜3Hであることと比べれば、いかに硬いか分かるでしょう。
9Hよりも硬くすることはできますが、これ以上硬くするとひび割れを起こす恐れが出てきます。
つまり、現在のコーティング硬度の限界値。
メリットは他にもあります。
石油系溶剤を使っていないので表面が汚れにくくなります。
とくにピッチ・タールといった油分を含んだ汚れも比較的カンタンに落とせます。
それから持続力。
プロ施工であれば約3〜4年の持続性があります。
初期費用はやや高めとなりますが、手間や傷の予防を考えれば優れたコスパといえるでしょう。
サイドスポイラーの輝きを長く保ちたいなら、プロ施工のガラスコーティングがおすすめです。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。