車から水漏れ!主な原因と対応法を解説
更新日:2021.06.15
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車の下に、それまでなかった水たまりができているとドキッとしますよね。
水たまりの原因、必ずしも故障とは限りません。
不安を覚える前に、水たまりの原因となった水漏れについて知っておきましょう。
車から水漏れがあった場合の主な原因と対処法について解説します。
車から排出された水や液体の種類
車からの水漏れ、液体漏れは以下のようなケースがあります。
こぼれている場所や液体の種類を見れば、水漏れが故障または異常なしと判断できます。
車の下に水たまりができたからといって慌てずに、まずは場所と液体の種類を確認しましょう。
1. エアコンからの排出水
液体の種類は無色透明。
粘性、臭い、ともにありません。
水漏れの場所は車種によって若干違いますが、主に助手席下付近です。
このケースは故障ではないので心配いりません。
カーエアコンの基本構造は家庭用エアコンと同じ。
動力源がエンジンか電気か、の違いだけです。
カーエアコンは空気を冷やすと同時に除湿も行います。
除湿で溜まった水はエアコン本体から伸びるドレンホースを伝わって随時、排出されます。
これが助手席付近の水漏れの正体。
もし、助手席側のフロアが水浸しになっていたらドレンホースが詰まっている可能性があります。
自分でもチェックできますが、修理業者やディーラーなど専門家に任せた方が確実です。
2. マフラーからの排出水
液体の種類はエアコンの排出水と同じく、ただの水。
無色透明で臭いもありません。
場所はマフラーの排気口下、またはサブマフラーの近辺です。
こちらも正常な状態。
ガソリンには水素が含まれています。
燃焼すると、水素と酸素が結合して水ができるわけですね。
冬場、マフラーから激しく湯気が出るのもこの理由から。
ただしこの水、鋳造の鉄製マフラーだとサビの原因になります。
腐食を防ぐため、鉄製マフラーにはサブマフラーがあり、ここから水漏れする場合があります。
3. 冷却水漏れ
冷却水はクーラント液やLCCなどとも呼ばれていますね。
液体の色は薄い赤や緑、青など。
粘性はほとんどなく、水に近い感触です。
着色は誤飲を防ぐためで、機能的な意味はありません。
臭いはやや甘め。
これは主成分となっているエチレングリコールの性質によるものです。
漏れる場所はエンジンルーム下。
着色の液体たまりができた時は冷却水が漏れている証拠なので、早急に修理が必要です。
冷却水は文字通り、エンジンを冷やすための液体。
熱くなった冷却水はパイプを通ってラジエターで冷やされ、またエンジンに循環します。
ラジエターはアルミ製ですが、エンジンは鋼鉄の鋳造製。
したがって水だけではエンジンがサビてしまうため、防腐・防錆剤が混合されています。
冷却水漏れを起こすと走行が困難になります。
速やかに修理しましょう。
4. オイル漏れ
液体は粘性のあるオイル、色はほとんど黒。
高温の状態であれば焦げた匂いを発しますが、温度が下がるとほぼ無臭。
漏れる場所は主にエンジン下です。
オイル漏れは地面の溜まり量が少ないため、見落としがちです。
しかし、オイル漏れを放置しておくと大変、危険。
オイルが使われているのはエンジンに加え、ブレーキやサスペンション、ギアボックスなど。
走行の安全性に直接関係ある部位ばかりです。
オイル漏れはこれらの故障の予兆。
エンジン下にオイル溜まりを発見した時も速やかな修理が必要です。
上記の他、ウォッシャータンクのキャップ締め忘れによる水漏れなどがあります。
また、稀にガソリンが漏れる場合があります。
粘性は低いものの、臭いはかなり強いので漏れにはすぐに気がつくはず。
ガソリン漏れを見つけた時は安全な場所に停めてすぐにエンジンを切ってください。
出先であればJAFへ、自宅近辺であればディーラーや修理工場へ連絡。
レッカー車が来るまでは火気厳禁です。
いずれのケースにせよ、まずは漏れている液体の種類を確認することが先決。
その後で冷静に対処しましょう。
冷却水が漏れた時の応急処置
上記で解説したように、走行に大きな支障が出るのは冷却水漏れとオイル漏れ。
どちらも、ほとんどの場合は本格的な修理が必要です。
たとえば冷却水。
エンジンを冷やすための経路はとても複雑で、いろいろな部品が関わっています。
ラジエターのフィン破損やリザーバータンクの腐食など、漏れの原因を探すのは大変。
また故障箇所を見つけたとしても修理することはできませんよね。
冷却水漏れを放置しておくとエンジンが冷やされずオーバーヒートを起こします。
当然、そのままでは走行不能に陥ること必至。
ただし、応急処置を早めにすることで車へのダメージを軽減することができます。
まずは水温計が示す温度をチェック。
急激に温度が上がっていたら車を停め、エンジンを冷やします。
次に水道水で構わないので、リザーバータンクにたっぷり入れてください。
水温が下がったら、なるべく低速走行で修理工場へ持っていきましょう。
なお、水を供給する際はラジエターキャップを開けないように。
水温が下がっているようでも熱湯が吹き出す場合があります。
プロの定期点検でトラブルのリスクを回避する
オイル漏れはどの部位から漏れているのか、それを発見するだけも困難な作業。
場合によっては車をリフトアップしなければなりません。
もっとも危険なのはブレーキオイルの漏れ。
滅多に起こることはありませんが、ホースやタンクは経年劣化します。
オイル溜まりを見つけたら、ボンネットを開けてブレーキオイルタンクの量を確認しましょう。
著しく減っている場合は自走せず、修理工場やディーラーに連絡してください。
レッカー車を用意してくれます。
ブレーキオイル以外のオイル漏れは少量であれば走行可能です。
ただし、放置しておくと油圧によって大量の漏れが発生します。
これらのトラブル、遭遇してからでは大変面倒な上に修理費用がかかります。
リスク回避の方法は日頃の定期点検。
とはいえ、冷却水やオイルは車に詳しくないと点検が難しい面もあります。
そんな不安を覚える人は修理工場などのプロに定期点検を任せましょう。
故障の予兆となる部分を早めに発見し、しっかりと対処してくれます。
安心のカーライフを送るためにも、プロの定期点検をおすすめします。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
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