車の窓が結露して見えない!対処法と原因を解説
更新日:2022.01.17
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走行中、フロントガラスが突然に曇ってしまったら誰でも焦るものです。
曇って前が見えないだけでも危険なのに焦ると不測の事態を招きかねません。
突然に曇る主な原因は結露。
安全運転のために結露の原因と対処法を覚えておきましょう。
結露の発生は温度差や湿度が原因
結露とは、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になる現象のことです。
一般的に結露と呼んでいるのは表面結露。
たとえば夏の暑い日、冷たい水を入れたコップ。
あるいは冬の寒い時、暖かい部屋の窓ガラス。
どちらも表面に水滴がびっしりと付着していますね。
原因は温度差と湿度。
気温が高いと空気中の水分は水蒸気になっています。
水蒸気は一定の温度以下になると凝縮して水滴になります。
その一定の温度以下が、冷たいコップや窓ガラス内側の表面。
車のフロントガラスも原因は同じです。
外気温度と車内温度の差、車内空気の湿度によって結露が発生します。
とくに起こりやすいのが温度差の激しい夏と冬、それから湿度が高まる梅雨期。
また乗員人数が多くなった時も結露が発生しやすい条件です。
体温で車内温度が上がり、人が発する水分、汗や呼吸などで湿度も高くなります。
したがって結露は発生する条件を考えれば予測が不可能ではありません。
結露が発生しそうだな、と思った時は対処法の準備をしておけば安全運転を確保できます。
夏と冬では操作が異なるデフロスター
フロントガラスが結露で曇り始めた時、もっとも有効な対処法はデフロスターを使うこと。
空調装備の中で扇形に縦波線3本のマークがスイッチです。
デフロスターを直訳すると、霜の除去という意味。
ダッシュボード前方にある空調の吹出口から温かい空気をフロントガラスに送ります。
デフロスターはフロントガラス外側だけでなく内側にも有効です。
曇りの原因となる結露の水滴を温かい空気で再び水蒸気にするわけですね。
夏と冬ではデフロスターの操作方法が異なります。
夏は外気が暑くて湿度があり、車内はエアコンで冷え、乾いた状態。
外気を導入すると結露するので、空調を車内循環にセットする必要があります。
冬は外気が寒くて乾燥、車内は暖かく適度に湿気もあります。
外気導入で乾燥した空気を取り入れれば結露を解消できます。
デフロスターだけでは曇りの除去に時間がかかる場合があります。
早く結露を解消させたい時はエアコンの除湿を併用しましょう。
なお、空調で長方形に縦波線3本のスイッチはリアガラスのデフォッガーです。
ガラスに組み込まれた熱線が結露や霜を取り除く装置ですね。
似ているので間違えないようにしてください。
事前対策はガラス内側をしっかり掃除すること
結露が発生した時の対処法だけでなく事前対策も覚えておけば、より安心ですね。
結露は滑らかな面よりも凹凸がある面に発生しやすい特性を持っています。
凹んでいる部分ほど空気中の水蒸気が集まりやすくなっているのが、その理由。
フロントガラスの内側、見た目はきれいでも車内のホコリなどで汚れている場合があります。
その汚れを取ることで、結露発生を軽減できます。
したがって事前対策はフロントガラスの拭き掃除。
用意するのはお湯とタオル数枚、無水エタノール。
最初にタオルをお湯に浸し、軽く絞って表面のホコリやチリを取ります。
乾いたタオルで表面を拭いたら無水エタノールの出番。
表面にはお湯で取れない油性の汚れが残っているので、無水エタノールで除去します。
軽く噴霧した後に乾いたタオルで拭き取ってください。
無水エタノールはドラッグストアや薬局で購入できます。
またカーショップでは車のガラス内側を掃除するためのグッズが数多く販売されています。
これらを使うのも、汚れを確実に取る方法のひとつでしょう。
フロントガラスの内側、かなり傾斜しているので掃除はかなりの手間。
でも、手抜きすると拭きムラが残り、かえって視界を悪くすることもあります。
大変ですが、きちんと拭き掃除をしましょう。
プロ施工のガラスコーティングで良好な視界を確保
フロントガラスの内側を掃除しても視界が悪い時は外側が汚れている証拠。
ついでに外側もしっかり掃除しましょう。
方法や手順は内側と同じ。
カーショップで販売しているフロントガラス用のクリーナーも役立ちます。
でも、外側は大気中のホコリやチリ、排気ガスなどの有害物質や雨などが直接当たる部分。
きれいにしても、すぐ汚れてしまいますね。
良好な視界をつねに確保する最善策はガラスコーティングすることです。
ガラスのコーティング剤はカーショップなどで市販されています。
しかしガラスをコーティングする作業で大変なのは下地処理。
汚れを除去し、油膜を取り、さらに脱脂までしなければなりません。
これらを残したままコーティングすると汚れを封じ込めることになってしまいます。
その点、プロ施工のガラスコーティングは下地処理を徹底して行います。
さらにコーティング剤はプロ専用の特殊溶剤で、仕上がりは硬く滑らか。
汚れが付着しにくく、汚れてもカンタンな水洗いで落とすことができます。
ガラスの内側は結露の事前対策。
外側はプロによるガラスコーティング。
この2つを施せば視界の確保は万全。
季節を問わず、安全な運転を安心して楽しめます。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。