フロントガラスの霜対策!原因と対処法を解説
更新日:2021.11.09
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寒い朝、車に乗ろうと思ったらフロントガラスが霜で真っ白。
急いでいる時はかなり焦りますよね。
でも、霜は誤った取り方をするとフロントガラスを傷める危険性があります。
霜の原因と効果的な対処法を解説します。
フロントガラスに霜ができる原因
寒い朝、雪や雨粒の凍結などと同じくフロントガラスの視界を遮るのが霜。
ただし、霜はそれらと大きな違いがあります。
雪や雨は雨雲から降ってきます。
したがって、ある程度の予測ができるので対処法も比較的カンタン。
一方、霜は物体の温度が0°C以下になると空気中の水蒸気が結晶化し、物体に堆積します。
たとえ気温が0°C以下にならなくても、物体が放射冷却を起こすと発生します。
これが、霜の原因。
雨雲が原因ではなく、天候の諸条件が重なった時に発生するので意外と予測が難しいのです。
発生する条件は日中、比較的温かく夜間は風がない、または穏やかであること。
温められたフロントガラスは夜間、放射冷却をするので0°以下になります。
風が強めであれば空気中の水蒸気は結晶化が進まず、降りることはありません。
また雨や雪は空気中の水蒸気を付着させるので、この天候でも霜は降りません。
寒い季節になると山間部や平野部だけでなく、都市部でも霜は降ります。
朝、忙しい最中にフロントガラスの霜を見れば誰でも焦るでしょう。
でも、正しい対処法を知っておけば安全に、速やかに運転できますよ。
霜取りスクレーパーを使用する時の注意点
霜はデフロスターで取るのが一般的。
温かい空気を車内からフロントガラスに吹きつければジワジワと溶けていきます。
でも、エンジンが温まるまで寒い車内でじっとしていなければなりません。
これ、かなり苦痛です。
もっとも確実な対処法は予防すること。
放射冷却が原因のひとつであれば、フロントガラスを覆うことで霜を防げます。
使わなくなった毛布や布団などでも防げますが、ずり落ちてしまうと効果がありません。
カーショップで販売している凍結防止・霜よけシートであれば予防効果が高まります。
両端をドアに挟み込む形状になっているので、ずり落ちる心配がありません。
難点はこまめにセットしなければならないことです。
とくに通勤で車を使う人は翌日の天候を考えながらセットする必要があります。
寒い夜、疲れた身体で霜よけシートをセットするのはかなり辛いですよね。
霜よけシートが面倒、という人に向いているのは霜を効果的に取り除く方法。
もっとも手軽なのが霜取りスクレーパーです。
スクレーパーとは表面を削り取るヘラ状の用具。
フロントガラス表面をガリガリ削るだけで霜を除去できます。
コンパクトなサイズなので収納しやすいのもメリット。
カーショップではいろいろな種類が販売されていますが、注意点は材質。
金属製や硬質プラスチックで強く擦るとフロントガラスにキズがつきます。
硬質ゴムのヘラ状であれば安心ですが、やはり霜取り効果は若干弱まるのがデメリット。
頑固な霜は他の対処法と併用すれば除去効果が高まります。
霜を溶かすためにお湯を使うのは厳禁
併用する対処法としてはエタノールがあります。
新型コロナウイルスの予防として使用されている消毒液で代用できます。
エタノールはアルコール度数によって凍結温度は変わりますが、概ね−11℃以下。
つまり霜よりも低い温度なので、霜にかければ溶けるわけですね。
エタノールをかけた後、霜取りスクレーパーで削り取れば霜はほぼ、除去できます。
カーショップで販売している解氷・霜取りスプレーも同じ原理です。
注意点はエタノールをフロントガラスのモールやワイパーゴムに付着させないこと。
アルコールはゴムを劣化させます。
もちろん、すぐに反応するわけではありません。
しかし何度も繰り返せば悪影響が出る場合があります。
エタノールを使用する際は視界を確保できるエリアだけに留めておきましょう。
霜を溶かすならお湯をかければいいのでは?と考える人もいるはず。
でも、これ厳禁です。
低温状態のガラスに高温の湯をかければ温度差で割れたりヒビが入る危険性があります。
どうしてもお湯をかけて解凍するなら30°C以下のぬるま湯を使用してください。
ただし、この温度では再凍結する場合があります。
朝の忙しい時間、二度手間は避けたいですね。
ベストな対処法はプロ施工の撥水コーティング
霜取りシートに霜取りグッズ、いずれも手間がかかります。
この手間を省いてフロントガラスの霜を軽減する対処法があればベストですね。
その最善方法といえるのが、プロによるフロントガラスの撥水コーティングです。
霜は前述したように水蒸気が結晶化して0°C以下の物体に堆積します。
この時、物体が滑らかではなく、凹凸があるほど霜がつきやすくなります。
つまりフロントガラスがホコリやチリで汚れていれば、それだけ霜も多くつくわけですね。
撥水コーティングすれば表面の凹凸がなくなり、水蒸気も弾きやすくなります。
なぜ、市販品ではなくプロの施工を勧めるのかというと、下地処理に明確な違いがあるからです。
DIYでは、きれいに見えても細かな汚れまで取りきれません。
その点、プロによる施工はDIYで取りにくい油膜まできれいに除去してくれます。
またコーティングの溶剤は硬い被膜を生成するフッ素を含有。
油膜だけでなく、細かなホコリやチリもカンタンに洗い落とせます。
耐久性が約1年と長いこともメリットですね。
プロ施工の撥水コーティングで霜取りの手間を省き、快適なカーライフをお過ごしください。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。