車の洗車に高圧洗浄機は使える？メリット・デメリットを紹介
更新日：2022.02.17
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高圧洗浄機のパワー、洗車に使えばボディのしつこい汚れも落とせそうな迫力です。
でも、あの圧力だと塗装が剥げたりボディがへこんだりしないの？という不安もあります。
はたして、高圧洗浄機は洗車に適しているのでしょうか？
高圧洗浄機の正しい使い方やメリット、デメリットを紹介します。
高圧洗浄機は水道や電源がなくても使用可能
高圧洗浄機とは、動力を使って水圧を高め、勢いよく噴射させる洗浄機のこと。
家庭用では電力が使われています。
最近、安価な家庭用の高圧洗浄機が出回っており、購入しやすくなりました。
コイン洗車場にある高圧洗浄機が家庭でも使えるのは大きなメリット。
以前の家庭用高圧洗浄機は電源や水道を必要としていました。
しかし現在はコードレスやタンク式、吸水機能などもあって利便性が高くなっています。
洗車できるスペースさえあれば、高圧洗浄機が使えますね。
ホースから出る水と違って、高圧で噴射される水はどんな汚れでも落とせそうな勢い。
実際、タイヤハウス内の泥汚れなどはカンタンに落とせます。
アルミホイールにこびりついたブレーキダストも噴射水だけですっきりピカピカ。
でもボディに関しては噴射水だけできれいになるとは限りません。
とくに頑固な水垢など油脂を含んだ汚れは高圧洗浄機でも難敵。
高圧洗浄機は万能ではありません。
正しい使い方で洗車して、メリットを活用しましょう。
高圧洗浄機を使った洗車方法
高圧洗浄機にはいろいろなタイプがあります。
洗車スペースや洗車方法に合わせて選んでください。
電源や水道がない場合はバッテリーに充電できるコードレスタイプが最適です。
吸水、タンク式機能が備わっていることも確認しましょう。
高圧洗浄機の中には洗剤を噴射できるタイプもあります。
水垢や油脂系の汚れが付着しやすいボディに効果を発揮します。
洗車の手順は一般的な方法とほぼ同じ。
以下にその方法を紹介します。
①ノズルの噴射角度を広く取り、足回りから汚れを落とす。
②次にワイド噴射のまま、ボディのルーフから表面に付着したホコリを落としていく。
③ボディ全体のホコリを落として湿らせた後、カーシャンプーで汚れをしっかり落とす。
④カーシャンプーの泡が乾かないうちに高圧洗浄機で泡を落とす。
⑤マイクロファイバークロスでボディの水をしっかり拭き取る。
洗剤を噴射できるタイプには回転スポンジが備わっていることを確認してください。
噴射角度によってはかなり急回転します。
ボディに細かい傷がつかない程度の回転速度に調整しましょう。
なお、回転スポンジだけでは汚れがきれいに落ちないことも想定しておく必要があります。
高圧洗浄機のメリットとデメリット
高圧洗浄機のメリットとデメリットはコインの裏表。
コツを覚えるとメリットになりますが、その機能を活かせないとデメリットになります。
たとえば水圧。
噴射角度を狭くすると水圧は強力になり、汚れを吹き飛ばすことができます。
しかし地面に向けたりすると砂や泥が飛び散って、洗車したボディに付着してしまいます。
水圧を強くしても長時間ボディに当てない限り、塗装が剥げたりへこんだりすることはありません。
ただし、劣化が進んだ樹脂部分に強く当てるとヒビが入る恐れがあります。
ノズル先端を調整して噴射角度をこまめにかえるのがコツのひとつ。
それから水量。
高圧洗浄機は少ない水量で洗車できるのが大きなメリットです。
吸水機能やタンク式タイプがあるのも、このメリットのおかげ。
とはいえ、やはりふんだんに水量を使えるというわけではありません。
水量の配分を間違えると、洗車の途中で水の補給をしなければならない事態に陥ります。
バケツからの吸水やタンク式の場合、全体を洗い流す配分を考えて洗車してください。
充電したバッテリーの電気残量も同様ですね。
電源や水道を使う高圧洗浄機のメリットは水量や電量配分を考えなくてもいいこと。
でも、これも使い方次第ではデメリットになります。
まず、設置に時間がかかります。
それから蛇口から伸びるホースや電源につないだコードが絡まりやすくなります。
電源は水に濡れるとショートの危険性があることも忘れずに。
高圧洗浄機と相性がいいのはガラスコーティング
高圧洗浄機による洗車、便利だけれど不便な点があるのも事実。
とくにワックスやポリマー系でコーティングしているボディ。
コーティング剤に含まれている油脂が頑固な汚れを作り出します。
そのため、高圧洗浄機を使う場合でも洗剤で汚れを落とさなければなりません。
メリットをフル活用できるのはプロ施工のガラスコーティングです。
ガラスコーティングの特徴は硬い被膜。
ホコリやチリが表面に付着しても高圧洗浄機の水圧でカンタンに吹き飛ばせます。
また油脂系の汚れが付着しにくいのも嬉しいポイント。
洗剤でゴシゴシ洗う必要がないので、洗車の手間が大幅に省けます。
愛車をいつも輝かせたいなら、ガラスコーティングと高圧洗浄機がおすすめ。
高圧洗浄機は洗車だけでなく、いろいろなシーンで活躍します。
コンクリートの壁やお風呂場のタイルなども見違えるようにきれいになります。
一家に一台、常備したい道具のひとつですね。
購入に不安のある人は、コイン洗車場などで使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。
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中山裕貴（PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー）
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
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