ガラスコーティング剤の親水性や撥水性の違いとは?
更新日:2018.05.24
↓ガラスコーティングするならジャバへ↓
https://www.java-style.com/
車のコーティングにワックスやポリマーコーティング、さらには、ガラスコーティングがあることがわかった上でさらに、そのガラスコーティング剤にも親水性・撥水性・滑水性があることを知った、という方も多くいらっしゃることと思います。
また、これらの中でもどのような違いがあるのかを知りたい!という方も多くいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、そんな疑問にお答えするためにガラスコーティング剤の親水性、撥水性といった「ガラスコーティング剤の性質」の違いについてご紹介していきます。
ガラスコーティング剤にもさまざまな種類があるって本当?
それでは、最初にガラスコーティング剤にもさまざまな種類があるというのは本当かどうか?というシンプルな疑問についてお答えするところからスタートしていきましょう。
実際のところ、車のガラスコーティング剤にはさまざまな種類があります。というのも、どのような効果を狙ってガラスコーティングをするかどうかによって利用するべきコーティング剤の種類が変わってくる、というわけです。
それでは実際どのような種類があるのか、という部分についてご紹介していきます。ガラスコーティングの種類にはいわゆる親水性と撥水性のものがあります。
なんとなくどのような性質のものなのか、字面でおわかりいただけるかと思います。それぞれどのようなコーティングの特徴があり、そして、どのようなメリット・デメリットがあるのかという部分について説明していきます。
親水性はウォータースポットに効果的!
まずは、ガラスコーティング剤の中でも親水性というガラスコーティング剤の種類について解説をしていきます。
こちらの親水性と呼ばれるガラスコーティング剤は文字通り、水と馴染みやすいという特性を持ったガラスコーティング剤となっています。
この親水性のガラスコーティング剤が施された車のボディに水が付着すると、コーティング剤により水玉になろうとする表面張力が働かないようになります。そのため、水滴、いわゆる水玉模様にはなりません。
そのかわりに、ジワジワと車のボディ表面に薄い水の膜が張られるような感じで広がっていくという特性があります。
また、このコーティング剤にはある一つの大きなメリットがあります。この親水性のガラスコーティング剤はウォータースポットができにくいという特徴があります。
「ウォータースポット」とは、またの名を「イオンデポジット」とも呼びます。これは少し思い出していただければ理解が早いと思うのですが、雨上がりなどに車のボディまたはガラス面に点々と白い水玉や水の流れた跡がついていたということはありませんか。
拭いても簡単にはとれない、あれがシミ跡=ウォータースポット・イオンデポジットです。
これはどのようなものなのかと言うと、そもそも雨には水が100%含まれているわけではなくその水分の中には微量の汚れだったり、PM2.5などの微粒子だったりもしくは、酸性雨など何か物質が含まれていることがあります。
それが水滴という形で車に残り、さらに、時間をかけて蒸発していくことによって水分だけが抜けてしまいあとは汚れの成分だけが残ってしまうということになるわけです。これがウォータースポットの正体です。
この汚れはなかなか取りづらいという特徴があり、さらに、このウォータースポットは塗装や被膜を破壊して最終的に車に小さなくぼみを作ってしまうことすらあるわけです。
そうなってしまうとコーティングでどうこうできる状態ではなくなってしまいますので、出来る限り車の表面に雨水などを残さないというのが重要になってくるわけです。そこで今回の親水性のガラスコーティング剤の出番というわけです。
水となじみやすいことから、水玉などで車体に水が残るという現象をできる限り抑えてくれるためこのウォータースポットができにくいという特徴があるのです。
そのため、天気に関係なく車の使用頻度が高く、ウォータースポット対策をできる限りしていきたいということであれば、この親水性のガラスコーティング剤が有効ということになるわけですね。
撥水性は水滴が飛んでいくため満足度が高い!
親水性のガラスコーティング剤とはまた、違う性質を持ったもうひとつの主流のガラスコーティング剤が「撥水性」の効果を持つガラスコーティング剤です。
この撥水性のガラスコーティング剤は果たしてどのような特徴を持っているのでしょうか。こちらについても一緒に確認をしていきましょう。
まず、撥水性のガラスコーティング剤は読んで字のごとし、水をはじく性質を持っています。つまりよくテレビCMなどでも見るようなコロコロと水玉がボディの上を滑り落ちていく仕上がりになるような撥水性のガラスコーティング剤ということです。
この撥水性コーティングが施されたボディに水がつくと、水滴、つまり水玉の持つ「車に付着しようとする力」が小さくなり、簡単な力でぽろぽろと水が落ちていく仕上がりになるのです。
つまり車を走らせただけでもコロコロと水滴が水玉になって転がり落ちていくというようなイメージです。そして、この撥水性コーティングのもうひとつの特徴として親水性コーティングにはない車体の輝きというものがあります。
なぜかと言うとこの撥水性のコーティングについては車体に目では確認できないほど小さな凹凸があります。この凹凸が、水の表面張力を小さくする秘密でもあるのですが、それ以外にも副産物を生み出します。それが光の反射です。
この凹凸に光がキラキラと乱反射することによって傍目から見ると車のボディは一層キラキラとした輝きを放つというわけです。
よく、街中で見かける、手入れのされた車が鏡のようにキラキラと反射しているのは、その車は撥水性のガラスコーティングを施している車である可能性が非常に高いというわけですね。
ちなみに、こちらのガラスコーティング剤の特徴としては親水性が出来る限りウォータースポットを作らせないように水の膜を引き伸ばしていくようなイメージであるのに対して、そもそも車体に水を残さないように水玉を作って弾き落としていくというような働きをするというものがあります。
ガラスコーティングの滑水性とは?
ここまでガラスコーティングの種類について同じウォータースポットを残さないという目的で作られた、二つの異なる性質を持ったガラスコーティング剤についてご紹介してきました。
水を一切弾かない性質である、水に馴染む親水性のガラスコーティング剤と出来る限り水を弾き車から水を転げ落とそうとする撥水性のガラスコーティング剤の二つですね。
そして、親水性、撥水性とガラスコーティング剤の中間くらいに位置するコーティング剤の種類がもう一つ存在します。それが滑る水と書いて滑水(かっすい)タイプのガラスコーティング剤です。このガラスコーティング剤はとにかく、水はけが良いという特徴があります。
水はけが良ければ、最終的に水が車体、つまりカーボディに残りづらいということになるわけで、それは結果として車のボディやコーティングを、ウォータースポット・イオンデポジットから守ってくれる事につながる、ということにわけですね。
水と馴染んでウォータースポットを作りづらくするという性質とさらに、水を弾いて車から水をできる限り落とそうとする働きの両方を持っていますので、結果的に水はけがとても良くなるというわけです。
ただし親水性のガラスコーティングの性質も半分を受け継いでいるようなタイプのガラスコーティング剤となりますので、撥水性のガラスコーティング剤と同じほどの車のキラキラとした輝きは期待できません。
この3つのタイプのどれを選ぶかは、完全に個人の好みによります。もし水はけの良さを最優先するのであればこの滑水性のガラスコーティングがお勧めということになります。
水の膜が張るような感じの仕上がりが好みの人や、あるいは、撥水してもなかなか走行風が起こるほど車を走らせる機会がない、青空駐車が多いなどの場合には親水性のガラスコーティングが向いています。
あくまでも車の輝きを優先事項にしたい場合には、水玉を弾き飛ばしてくれる撥水性もしくは、超撥水タイプのガラスコーティング剤を利用されるといいでしょう。
まとめ
今回はガラスコーティング剤にもさまざまな種類があると聞いたけれども、本当?という疑問に対する答えとしてガラスコーティング剤にはいわゆる水と馴染みやすい性質を持つ親水性のガラスコーティング剤と、さらに、水をはじいてボディに水を残さないという特徴の撥水性のガラスコーティング剤があるということをお分かりいただけたのではないでしょうか?
さらに、両者の特徴を半分ずつ受け継いだような性質のガラスコーティング剤である滑水性のガラスコーティング剤が存在することもお伝えしてきました。
それぞれのガラスコーティング剤には違いや特徴というものがありますが、その根本的な目的というのは車のボディにウォータースポットを残さないよう、可能な限り雨水などを残さないという目的であることがわかりました。
これらの情報をもとに、どのガラスコーティング剤を使うと一番色良い結果が得られるのか、についてご検討いただき、もしプロのアイデアが欲しいという時には、いつでもお気軽にお問い合わせください。
現時点でのお車などを確認させていただいた上で、プロがより適切なガラスコーティング剤の種類についてもご説明・ご提案いたします。
↓ガラスコーティングするならジャバへ↓
https://www.java-style.com/
中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。